きんいろのどーむ

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▲Berliner Synagoge Oranienburger Straße▲

BerlinのMitte(中央)に、Oranienburger Straße(オラニエンブルグ通り)というのがあります。Potsdamer Platz(ポツダム広場)がBerlinの顔であるならば、このOranienburger Straßeも、またBerlinの顔の1つだと言えるでしょう。寂れた建物。放置された空き地。若者の集う繁華街。多国籍な人と料理店。整然としたPotsdamer Platzとはまた異なる、混沌としたカオスを見せるBerlinがそこにはあります。

さて写真はそのOranienburger StraßeにあるBerliner Synagoge Oranienburger Straße(ベルリン新シナゴーグ)です。高さ50m程のところにある、大きな金色のタマネギ型の屋根が特徴的な建物です。

1859年に建築が始まり、1866年に完成した建物は、建築家Eduard Knoblauch(エドゥアルド・クノップラウホ)によるものです。完成時には当時のプロイセン王国首相、Otto von Bismarck(オットー・フォン・ビスマルク)もここを訪れます。ドイツ最大のSynagogeとして、ここはユダヤ教徒達の中心地となりますが、1938年の所謂Kristallnacht(水晶の夜)での放火、並びに第二次世界大戦での空爆による被害で損害を受けます。Kristallnachtから50年の1988年に再びSynagogeは修復が開始されます。1991年には現在の金色の丸屋根が姿を見せます。1995年にCentrum Judaicum(ユダヤ・センター)が設置され、現在に至ります。

中に入るにはReichstagsgebäude(ドイツ国会議事堂)や空港に入るときのように、金属探知機を使った厳重なチェックを受けます。内部には資料館があり、そこを見学したり、また丸屋根の内部部分を見学することも可能です。

昨年2006年、ドイツでは64年ぶりに3人がユダヤ教の聖職者であるRabbi(ラビ)に叙任されました。同じく昨年11月にはMünchenで68年ぶりにSynagogeが再建されました。2005年にBerlinにHolocaust-Mahnmal(ホロコースト記念碑)が作られたという話は、先日紹介しました。ドイツは今、ユダヤ教徒との関係が大きく変りつつあります。過去を省みつつ、ドイツがどういう風に歴史と対峙していくのか、見守りたいと思います。

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