またひとつ

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▲カフェの様子▲

先日行きそびれてしまったカフェに、今日は無事に訪れることが出来ました。行ってきたのはOstbahnhof(東駅)から徒歩5分ほどの「Obori」というカフェ。Rosenheimer Platz(ローゼンハイマー広場)からも、同じく徒歩5分ぐらいのところらしいです。Lothringer Straße(ロスリンガー通り)のちょうど中程、ギャラリーLothringer 13の隣にあります。ミュンヘンに2007年3月17日にオープンした新しいカフェです。カフェといっても、日本的な意味とは少し異なり、日本のカフェに、パン屋さんとケーキ屋さんを足したものと言った方が正確でしょうか。

前回訪れたときは、閉まっていたので入ることも出来なかったということもありますが、それよりも先ず迷ってしまい、簡単にたどり着けることが出来ませんでした。というのも、このカフェのある建物、現在工事をしており、お店の前に大きなクレーンがどーんと置かれているのです。前回訪れたときは、その工事に伴いクレーンを囲むように柵がしてあったり、またお店の前にも足場が組まれてあったのです。Lothringer Straße自体はそれほど長い通りではなく、またこの通りは何度も通ったことがあるので、お店のハガキで地図を簡単に確認して向ったのですが、クレーンの元の工事中のところを避けて歩いてしまったため、気がつかないまま何度も店の前を往復することになりました。

今回は前回一度行ったので迷うことなくすぐに行けましたし、また、ちゃんとお店も開いていました。よかった、よかった。

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▲レジ付近▲

お店は外から見るよりは広く、明るい感じだというのが第一印象です。お店にはいると、オーナーの女性の方がおられました。お店は2つの空間に簡単に別れていて、入口のある部屋には、入って直ぐにケーキの並んだケースがあり、その奥にレジとパンの並んだ棚、その向かいにはオーナーさんがなにやら行なっている台が置かれています。入口から遠い部屋には、何セットかのイスと机が並んでいます。

ちょうど私が訪れたときには、お店には他の客がいなく私だけだったので、どこに座ればよいのかほんの少し戸惑いましたが、多分奥の方だと見当をつけ、オーナーの方に軽く確認を取った後、窓際の明るい席を選択しました。

注文をお願いしようかと思いましたが、どうやらまだメニューがないらしく、お店の前に立てかけられているメニューを見るように促されました。飲み物を選んだ後、「今日はケーキは何がありますか?」とうかがうと、ケースのところに案内されました。残念ながら今日は多くのケーキが売り切れており、いちごを使ったケーキが2種類だけ並んでいました。オーナーさんに2つのケーキについて説明を受けた後、私は今日はアーモンド・ケーキの上にいちごの乗ったものを選択しました。

image00047.jpg出されてきたケーキが写真のものですが、見るからにとてもおいしそうです。実際食べてみると、おいしー、の一言。いちごはぷりぷりしているし、アーモンド・ケーキも甘すぎずちょうど良い甘みです。さくさくしている部分の歯ごたえもまた良かったです。ドイツのケーキは大柄で、なおかつ甘みの強すぎるものが多いのですが、これは久しぶりにケーキらしいケーキ(あくまでも自分の好みですが)に出会いました。ドイツのいちごはなんとなく「野菜」っぽい感じ(主に歯ごたえ、特に種が)がするのですが、ここで使われているいちごは、柔らかく種もそれほど歯ごたえのあるものではないものでした。今回のこのケーキでは、スペイン産のいちごを利用されたとのことです。

image00048.jpg内装は写真で見ていただければすぐに分かるように、真っ白な壁に赤茶色の床タイルを基調としたシンプルなもの。そしてそこに木目のアンティーク家具が配置されているといった具合です。一番最初の写真に写っているような家具は購入されたようですが、このカフェに使われているいくつかの家具は、別途オーダーして作っていただいたとのこと。この写真は、入口入って直ぐの窓際にあるカウンター席なのですが、ここで使われている天板は古い木材を再利用して作ってもらったとのことでした。側面は元の木の様子がそのまま伝わってくるようにゴツゴツしたまま残されていましたし、表面は燻されていて、それがまたこの天板に良い色具合を与えています。

image00049.jpgまた例えば写真のこの台、レジの前に置かれており、オーナーさんがケーキを作っていたりする作業台なのですが、ここで使われている木材は、修道院で使われていた古いドアを組み合わせて作ってもらったとのことでした。使い尽くされて古びた感じがありますが、決して古ぼけた感じではないところがなかなか良いです。お店にあるいくつかの家具は、この台と同じように修道院で利用されていたものを修復するなどして再利用しているそうです。

お店ではカフェでケーキが食べられる他、パン屋さんであるので、もちろんパンも売っています。ドイツ・パンだけではなく、Baguette(バゲット)なども売っているようです。またコーヒーや菓子の販売も行なっているようでした。今日はカフェとケーキを試しただけですが、パンもまたおいしそうです。それは次の機会に試してみることにします。

image00050.jpgお店では今日は幸いなことに、オーナーさんと少しですがお話しする機会がありました。お忙しい中、家具に関する質問などにも答えてくださいました。その中では、ベルリンやハンブルク、その他の都市などを経て、ミュンヘンにお店を構えたお話などを伺うことが出来ました。話されている様子や内容からの印象では、控えめながら芯のしっかりしておられそうな方でした。ふとしたときに見せてくださるさりげない心遣いは、またこのカフェの魅力の1つになるのではないでしょうか。

お店の方は内装もまだ未完成だと言うことなので、これからまた少しずつ変っていくのだと思います。今のシンプルな店構えも、落ち着いており個人的には好きなのですが、これからどう変っていくのか楽しみの1つになりました。お店の前の工事が終われば、また印象も変ってくるかと思われます。パンを買いに出かけたり、カフェを利用しに行ったり、またこれからちょくちょく訪れたい場所です。次はカウンター席で天板の手触りなど楽しみながら、今日は食べられなかったシュークリームでも味わいたいものです。

obori
Café – Bäckerei – Konditorei
Address Lothringer Sraße 15
81667 München
Phone +49-89-14-26-66
Fax +49-89-14-26-67
Hours Monday – Friday : 9:00 am – 6:00 pm
Saturday : 9:00 am – 2:00 pm

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4 Responses to “またひとつ”

  1. ega says:

    こんばんは。またお邪魔しています。
    “Bakery”と見て、ついチェックしてしまいました。

    ドイツでもパン業界は合併、再編の流れが
    進んでいるようです。
    確かKempsチェーンが勢力を伸ばしている云々と
    業界紙に書いてありました。
    そんな中、Colorfullifeさんの行ったお店が
    地道に活動しているのは素敵なことですね。
    シュークリームを作っているのは
    珍しいのではないでしょうか?

    最近働いていて感じること、思うことですが・・・
    日本のベーカリーを見ていると、
    かなりハードワークです。
    以前、3月末に会社訪問に来た学生さんから、
    「大学の就職課から「パン屋はやめとけ」と
    言わたんです」と聞いて苦笑してしまいました。
    後方支援的な仕事をしているエガは
    「いやいや、そんなことはないですよ!」とは
    反論できませんでした。

    実はここ最近、会社でいろいろ変化がありすぎて
    ついていけない状態ですね・・・
    自分がいる業界のことを改めて考えています。

  2. colorfullife says:

    Kempsのチェーンってどんなんやろうか?なんて名前?ドイツでパンのチェーン店と言えば、Müller-Brotぐらいしかとりあえず思い浮かびません・・・

    Bäckereiとしてはシュークリームを作っているのは珍しいかもしれないけれど、Konditoreiとしてはそれほどでもないかも。見かけることあるよ。あっ、でもそれは自分の行く店が偏ってるのかも。

    ちなみにこのお店、日本人夫妻のお店なのですが、旦那さんの方が製パン・マイスターで、奥様の方が製菓マイスターです。

    ドイツの場合もBäckereiの仕事は大変だろうけれど、ほとんどが個人経営だろうし、エガちゃんのいう日本のパン屋とはまたちょっと大変さが違うのだろうなあ。大学の就職課の人にやめておけといわれるパン業界って、どんなのだろう。他の業種でもそれなりに忙しいと思うのにな。例えば銀行なんかも忙しいと思うのだけれど、やっぱりやめておけって言われるかといえば、そうではないと思うし。

  3. ega says:

    Müller-Brotは
    うちの会社の人も以前よく研修に行ってましたね。
    セントラル工場から各店舗への配送システムや
    店内のオペレーションなどを参考にしてましたよ。

    今年、特にパンを含むフード関係は
    人材確保に苦労していて、
    うちの会社も大学の合同就職セミナーに
    呼んでもらえない事が多々ありましたよ。
    不人気の理由は長時間労働、週休2日ではないなど
    働きにくいと思われているようです。

    確かにどの業界が楽だ!というのは無いですし、
    結局は自分が納得して選んだ業界の中で
    精一杯働くしかないのですけど。

    最近エガは職場の近くのコーヒー喫茶の
    マスターになりたくて仕方がありません。
    健治さんがやっているので「ケンダース」って
    言うんですけどね。
    昼間に窒息しそうな事務所を脱出して
    一人の時間を満喫しております。

  4. colorfullife says:

    「長時間労働がダメ」「週休二日制じゃなきゃイヤ」と言っても職業を得られる状態にあるならば、それは日本の景気が回復してきたことを指し示しているのだろうな。10年前にそんなこと言ってたら、職を見つけることが出来なかっただろうし。団塊の世代が退職するからだろうか?

    でもそういう風に職業を選んで仕事に就いた人が、戦後がむしゃらに働いて日本の復興を支えてきた団塊の世代の人と同じ意欲、質で仕事が出来るのだろうか。

    コーヒー喫茶、良いよね。カフェじゃなく喫茶。あまりなくなりつつあるのだろうけれど。おいしいコーヒーを入れられるマスターになったあかつきには、お店に呼んでください。ちなみにこのエントリーで紹介したお店には、お店独自でブレンドしたコーヒー豆を売ってます。