せかいいち

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▲Martinskirche in Landshut▲

写真はLandshut(ランツフート)にあるSt. Martinskirche(聖マーティン教会)の様子です。教会の南側の崖の上にあるBurg Trausnitz(トラウスニッツ城)のバルコニーから撮影しました。

St. Martinskircheは1380年頃、ゴシック様式の教会として建築が始められました。建築を担当したのはHans von Burghausen(ブルクハウゼンのハンス)と呼ばれる後期ゴシック建築が専門の建築家です。

当初Landshutにはロマネスク様式の教会が既にあったのですが、1342年にLandshutであった大火の後に再建された教会は、周りの建物より低くなってしまいました。それで新しい教会の建設が必要とされたのです。

St. Martinskircheが実際にいつ建築が始められたのかは分かっていません。1392年のLandshutの編年史に初めてそのことの記述を見つけられることが出来ます。

この教会の特徴はいくつかありますが、そのうちの1つに5000本ものもみの木からなる杭の上に建てられているというのが挙げられると思います。St. Martinskircheの地下には地下水が流れているのですが、その地下水のなかに大量の杭を打ち込んでこの教会は建てられました。

image00075.jpgまたSt. Martinskircheの特徴の1つとして、一目で見て分かる、その大きな塔が挙げられると思います。塔の高さは、130.6mあります。これだけなら161.53mのUlmer Münster(ウルム大聖堂)や157.4mのKölner Dom(ケルン大聖堂)などに次いで、ドイツでは6番目、世界でなら12番目の高さをもつ教会の塔なのですが、レンガ造りの教会の塔としては、このSt. Martinskircheの塔が世界で一番高い塔なのです。

このSt. Martinskircheの塔には、1ヵ月に1度程度その塔の上に登ることが可能だそうです。(その情報に関しては、私自身はまだ未確認です。)St. Martinskircheの塔の上に登ると、教会の南側にあるBurg Trausnitzが僅かながら見下ろせる程の高さであるといいます。これは当時城に住んでいたしていた支配者達と対立していた市民が、その権力の象徴である城よりも高くこのSt. Martinskircheを造ろうとしたからだと言われています。

教会本堂は長さ92m、幅29m、そして高さが29mあります。高さが29mもあるので内部は相当広いのですが、それを支える支柱がこの大きさの建物にしてはやや細いように思えます。その為かより一層内部は広く感じられます。本堂には高さ8m、幅5.4mもある大きなキリストの磔形像がつられているのですが、この広い空間では、その像がそれほど大きくは感じられません。

Burg Trausnitzから眺めるこのSt. Martinskircheを含んだ景色は、ドイツで見られる景色の中でも、私のお気に入りの1つです。とても美しく、ただただ黙ってみていたくなります。機会があれば、今度はSt. MartinskircheからこのLandshutの街並みを見渡してみたいものです。そして本当にBurg Trausnitzを見下ろすことが出来るのかというのを、確かめてみたいと思います。

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