ふべんきょうにもほどがある

image00125.jpg今のところ購入出来るあてもないものの、相変わらずカメラ(デジタル一眼レフ、フィルムカメラ等々)に関する情報を収集しているのですが、今回はITmedia + D LifeStyleで「飽和するコンパクトデジカメ、脱却の糸口を探す」という小寺信良さんによる記事を読みました。画質や小型軽量化などの改良の余地、また市場の広がりといった余地がまだまだ残されているデジタル一眼レフと異なり、コンパクト・デジタルカメラの性能や機能はもはや行くつくところまでいってしまったため、閉塞感が漂っているのではないだろうかと小寺さんは書き記されています。

確かに最近のコンパクト・デジタルカメラを見ていると、1000万画素を超える解像度で撮影できるものもあります。私の持っているコンパクト・デジタルカメラはCanonIXY DIGITAL 50という二昔ぐらい前のもので、解像度は400万画素です。しかしながら普段私が利用する解像度は200万画素程度です。それでも充分であると感じています。それが1000万画素になるとすると、どのような利用方法があるのか今の私には想像がつきません。ウェブで新しいコンパクト・デジタルカメラの機能を眺めていても、もう多すぎて何が何だか分からなくなることも良くあります。

ましてやパナソニック「DMC-TZ3」の「きみまろズーム」に至っては、もはやコピーからなんの機能的特徴も読み取ることができない。これを煮詰まっていると言わずに、何と言おうか。

確かに小寺さんがそう述べるのも分かる気がします。このコピーからは何の特徴も伝わってきません。いや、むしろあえてそうさせているのかもしれません。「光学何倍ズーム」というのでは、もはや消費者の目をひくことが難しくなってきているほど、コンパクト・デジタルカメラの機能は行くつくところまできてしまったのかもしれません。

そういったコンパクト・デジタルカメラの市場において、一味違った例として小寺氏は上の画像で示しているRICOHGR DIGITALを例に取り上げておられます。そしてここで自分がまだまだ不勉強であることが分かりました。

というのも、私は以前のエントリーで同じくRICOHのCaplio GX100が高い評価を受けていることを受け、

カメラの事を余りよく知らない私は、やっぱりカメラはデジカメといえどもカメラ・メーカーが良いに決まってる。だからNikonとかCanonが良いにちがいない。などといった偏見に近い考え方を持っていました。なので、インターネット上で評価の高いCaplio GX100がRICOHのものだと分かったときも、申し訳ないけれど「なぜRICOHのカメラが」と思ったものでした。

などと記しているのです。

しかしながら小寺さんの記事では次のような記述が見受けられます。

現在のリコーの前身となる「理研感光紙」の設立は、1936年(昭和11年)。その翌年に、「オリンピック」というカメラを製造していた銀座の会社と大森の工場を買い取り、リコーのカメラ事業がスタートした。オリンピックカメラは1934年の発売で、そこから数えれば73年の歴史がある。ちなみにキヤノンの第1号機「ハンザキヤノン」が1936年発売、ニコンは当時まだレンズメーカーで、カメラ本体を製造していなかった。

お恥ずかしい。RICOHといえばコピー機やFAXなどのメーカーだと思っていたのですが、老舗のカメラ・メーカーだったのですね。前回のエントリーでは、開発者のコメントを読んでRICOHの評価は私の中で上がったと記していますが、カメラを知っている人の中ではRICOHというのは老舗カメラ・メーカーとしてよく知られている存在だったのですね。このことを知って、開発者があのような考えを持ってカメラを開発できる土壌がRICOHにあるということが納得できました。

小寺さんはRICOHのコンパクト・デジタルカメラであるGR DIGITALの評価の高さの裏側にあるものとして、

GR DIGITALの評価が高いのは、簡便であるためにコンパクトデジカメが捨てた部分である、マニュアル時に1ボタン1機能を徹底し、上級者の嗜好に合わせたことにある。つまり「写真は撮ってる時が一番面白い」という人のニーズを、満たしたからだと言える。

と述べておられます。

確かに写真をただ旅行の記念とかで撮るだけでなく、日常で歩いているときにでも常にカメラを持ち撮影するようになってくると、撮影のプロセスというものにも興味がわいてきます。そこが写真撮影におけるおもしろさの1つといわれても、今は納得できます。

またワイコンや外付けビューファインダなどを使って、「撮影する手間」を改めて再現して見せた。完全自動化が完了した今、市場にないものは何かと考えたら、完成に至るまでの手間なのである。もちろんその手間に応じた品質が付いてこなければならない。

小寺さんはまたこう述べられておりますが、正にその通りだと思いました。あれこれ考えて実行し、失敗してはまた挑戦してみる。そうして出来上がった画が自分の思うものであったときにはどれだけうれしいことか。

もちろんコンパクト・デジタルカメラの魅力の1つに、何でも入りで、それも簡単、というのがあっても良いとは思います。現にそうであったからこそ、私も写真を撮ることのおもしろさに気がつきました。最初にカメラの使い方を覚えなければならなかったとしたら、今の興味はなかったかもしれません。

しかしRICOHのGR DIGITALやCaplio GX100のように、ちまたに溢れるコンパクト・デジタルカメラよりは撮影の手間はかかるけれども、しかしデジタル一眼レフのように写真撮影の楽しみを味合わせてくれるコンパクト・デジタルカメラというのもまた面白いのではないかと思いました。

カメラのことを興味を持って勉強し始めたばかりなので、まだまだ知らないことがたくさんありますが、逆に言うと新しいことをたくさん知ることが出来るということです。懲りもせず、また地道にカメラに関する情報を仕入れていこうと思います。

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