ひとのふりみてわがふりなおすべきか

職場の近くに美容院があります。その美容院の前を仕事中にお使いに行く際に通ったのですが、ひとりの男性が接客を受けていました。洗髪が終わった後だったのでしょうか、ドライヤーを利用して美容師さんが髪を乾かしていました。そこまではまあありがちな光景です。ただその男性は坊主に近いといって良いほどの短髪で、結構な範囲は薄毛でした。

「ドライヤーなくても、髪乾くのとちゃうの?」

そう心でつぶやきながら私は美容院の前を抜けました。

しかし「ん、待てよ。」と東京在住の友人Mが私に言った言葉を思い出しました。

「え〜!リンス使ってるの?要らないでしょう、その頭に。」

そう、私の頭は坊主頭。私が今日美容院で目にした男性と同じくらい短いです。しかしシャンプーもリンスも使っています。

Mの言葉に対しては、「なんちゅう失礼なことを言うねん。絶対いるっちゅうねん!」と答えた私です。しかしよく考えてみれば今日私が美容院の男性を見てそう思ったときの心境で、Mはきっと私にそう言ったのでしょう。

そのように考えるとMの発言も、ごく普通の意見を述べたに過ぎないのだと分かりました。自分のことはなかなか見えないものですね。

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