もっかのなやみそのに

image00213.jpg写真はDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)が発行するBahnCardです。Deutsche Bahnのサイトから拝借しました。

Deutsche Bahnも日本のJRと同様に、様々な割引サービスを顧客に提供しています。BahnCardもそのうちの1つです。 BahnCardの所持者はDeutsche Bahnの乗車券購入時に、購入代金の割引を受けることが可能です。

BahnCardには基本的にBahnCard 25BahnCard 50Mobility BahnCard 100の3種類が存在します。その3種類のカードは更にそれぞれ1. Klasse(一等車)用と2. Klasse(二等車)用に分かれていますので、細かく言えば全部で6種類のBahnCardが存在することになります。

例えばBahnCard 25の所持者は、乗車券の購入代金から25%の割引をいつも受けることが可能です。同様にBahnCard 50の所持者は50%の、Mobility BahnCard 100の所持者は100%の割引を受けることが可能です。Mobility BahnCard 100の所持者は、つまり購入代金を支払うことなく乗車券を購入することが出来るというものです。

私はMünchen(ミュンヘン)のHaubtbahnhof(中央駅)にある大きな乗車券発売窓口でBahnCardを購入しました。しかし別段Hauptbahnhofのような大きな駅でなくとも、人のいる窓口のある駅ならば購入できるものと思われます(未確認)。

BahnCardの購入に必要なのはパスポートなどの身分証明書に銀行のカード、それとBahnCard用の顔写真です。写真はBahnCard用といっても特別なものではなく、パスポートの証明写真ぐらいの大きさのもので十分です。

それらを用意し窓口に行って「BahnCardを購入したいのですが。」と伝えれば、所定の用紙をもらえます。その場で住所などの必要事項を埋めて提出し、後は自分が購入した種類のBahnCardの代金を支払えば良いだけです。その時には紙に印刷された、有効期限が3ヶ月間の仮のBahnCardを発行してもらえます。その後大体6週間程度で写真のような、プラスチックで出来たよく見るタイプのカードのBahnCardが登録時に申請した住所宛に送られてきます。

BahnCardの値段はBahnCard 25が53Euro(2. Klasse)と106Euro(1. Klasse)、BahnCard 50が212Euro(2. Klasse)と424Euro(1. Klasse)、Mobility BahnCard 100が3,400Euro(2. Klasse)と5,700Euro(1. Klasse)というようになっています。それぞれ1年間有効です。BahnCardの利用開始日は自分で選べます。

このBahnCardは出発地と到着地のどちらかにドイツ国内の都市が指定されていれば、オーストリアやスイスへの旅行の際にも割引が受けられる優れものです。また15Euroを追加で支払いRAILPLUSというものに加入すれば、イタリアやフランスなどといった国々での利用も可能となります。

26歳以下の学生はBahnCard購入にあたって学割を受けることが可能で、BahnCard 50が半額の106Euro(2. Klasse)と212Euro(1. Klasse)で購入可能です。

さて私は現在BahnCard 25を所持しています。ほとんど旅行することがないので、年会費と利用頻度を考えるとこのぐらいが丁度良いのです。しかし現在BahnCard 25からBahnCard 50へと、アップグレードしようかどうか迷っています。

というのも9月に2つか3つほど旅行をしようと思っているからです。以前のエントリーでも記しましたが、この夏は現代美術の大型展覧会がドイツを中心に催されています。2年に1回イタリアのComune di Venezia(ヴェネツィア)で開催されるLa Biennale di Venezia(ヴェネツィア・ビエンナーレ)、5年に1回ドイツのKassel(カッセル)で開催されるdocumenta (ドクメンタ)、10年に1回同じくドイツのMünster(ミュンスター)で開催されるSkulptur Projekte Münster(ミュンスター彫刻プロジェクト)です。これらを訪れようと目下計画中なのです。そうするとBahnCard 50も有効利用できるかもしれないと考えています。

私がアップグレード使用と考えているBahnCard 50(2. Klasse)は212Euro。単純に片道100Euroかかるところを2往復すれば元は取れます。例えばMünchen〜Berlin(ベルリン)間は片道105Euro。これをBahnCard 50を利用して2往復すれば210Euro得したことになり、212EuroかかるBahnCard 50のコストをほぼペイできることになります。

私がこの夏出かけようとしている、MünsterとKasselへはMünchenからそれぞれ片道が119Euroと89Euro。したがってBahnCard 50で出かければ、合計208Euro得したことになります。さすがにこれから先の1年間、この2回しか旅行に行かないことはない(もしそうなら悲しいです)でしょうし元は取れそうです。

BahnCard 25からBahnCard 50へのアップグレードは、手数料無しに行なうことが出来ます。正確には今持っているBahnCardをキャンセルして、もう一度新しいBahnCardを申し込むようになるようです。今持っているBahnCardについては日割りで利用代金が計算されて、残り分は返金されるようです。

私としてはほとんどBahnCard 50に切り替えても良いかなという気持ちではあります。しかしながら、実際本当にこの2つ以外にDeutsche Bahnを利用して旅行に行くのかどうかという不安があります。Berlinとかなら飛行機でも安く飛べるときがありますから。また、先々元は取れそうだとは思っていても、現在すぐに200Euroを払うとなるのは厳しいです。実際に旅行に行くためにはBahnCardを買うだけではなく、乗車券やホテルの代金もかかりますから。結構まとまった出費になりそうですし、今は出来るだけ節約したいところです。そうなるとなかなか踏ん切りがつきません。

2007年11月21日まで開催のLa Biennale di Veneziaはまだ時間的余裕があります。しかしSkulptur Projekte Münsterは2007年9月30日まで、documentaにいたっては2007年9月23日までです。もう行動を起こさないと時間的余裕がありません。

普段の仕事もある上に、それとは別に9月13日と9月25日に締切りのある別の仕事があります。「そんな余裕をかまして2つも旅行に行けるのか?」という不安もあります。しかし今を逃せば、5年と10年待たねば次の展覧会には行けないのです。

そういうわけで目下ない頭をフル稼働させて、いかに安くそして効率的に旅行を行えるか考え中です。無事にこの夏(もうドイツの夏は終わりましたが)、Grand Tourを達成できるものでしょうか。

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2 Responses to “もっかのなやみそのに”

  1. ega says:

    Bahncard恐るべし,です。
    Mobility BahnCard 100の
    存在は初めて聞きました・・・

    EgaはBahncard50(学割)を購入しましたが、
    その威力を実感したのは、やはり
    ドイツ国外へ移動したときです。
    ホテル代も抑えたかったので、
    女性専用寝台車を予約して
    金曜の夜移動、というパターンが多かったです。

    Veneziaはホテルがびっくりするほど高いので
    メストレに泊まって電車や船で会場に移動する方が
    お得かもしれませんね。

  2. colorfullife says:

    Mobility BahnCard 100は色も黒ですから。別格ですわ。

    この前BahnCardのアップグレード申込みに行ったときに、隣の窓口の人がMobility BahnCard 100を持ってた。本当に持っている人がいるのかどうか怪しいと思っていたけれど、実際持っている人がいるもんなんだねぇ。どんな利用の仕方なのだろう。

    Veneziaは果たしていけるのだろうか心配です・・・