かんぺんう゛ぁんどそのいち

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▲Kampenwand in Aschau im Chiemgau▲

少し前の話になりますが、8月26日の日曜日にKampenwandという山に登ってきました。写真はその山頂付近にそびえる十字架です。その日は帰ってきて疲れていたのでエントリーに1枚だけ写真を掲載していますが、今回はちゃんと紹介しようと思います。

Kampenwandへの最寄り駅には、 München(ミュンヘン)からDeutsche Bahnを利用して1時間30分ほどで到着することが出来ます。München Hauptbahnhof(ミュンヘン中央駅)から南東のオーストリア方向に進むと、途中にPrien am Chiemsee(プリーン・アム・ヒームゼー)という駅があります。そこでDeutsche Bahnの子会社であるSüdostBayernBahnに乗り換え、終点のAschau im Chiemgau(アッシャウ・イム・ヒームガウ)まで来ると、Kampenwandはもう目の前です。

駅で電車を降りると、登山口まではバスか徒歩で移動することになります。今回は徒歩で移動する方法を選びました。バスの本数がそう多くないので待つのも面倒だし、登山の準備運動にもなりますから。

Aschau im Chiemgauは人口5000人ほどの小さな街ですが、街並みの整った非常にキレイなところでした。アルプスの麓にあるバイエルン州の都市は大抵どこを訪れてもキレイです。ここもベランダや歩道に花が植えられていたり、街並みが整備されていたりで、歩いていてもとても気持ちがよいです。Aschau im Chiemgauは私が訪れたアルプス麓の街の中でも、特に街並みが整備されているように感じました。決して新しくできた街ではないのでしょうが、道も建物もどれ1つを見てもキレイです。

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▲Kampenwand in Aschau im Chiemgau▲

さてそんなAschau im Chiemgauのキレイな街並みを歩きながらどんどん進むと、写真のようなKampenwandの麓に来ます。左側の山がKampenwandの一部です。画面では見えづらいかもしれませんが、写真の正面の小高い丘の上には12世紀に建てられたSchloss Hohenaschau(ホーヘンアッシャウ城)が見えます。写真に写る道をまっすぐ行って右に曲がるとSchloss Hohenaschauへ、左に曲がるとKampenwandへの登山口となります。ここまでは駅から徒歩20分ぐらいでしょうか。

Kampenwandは標高1669mあります。登山口では2つの登山方法を選択することになります。普通に登って歩くか、Kampenwandseilbahnというロープウェイを利用するかです。もちろん私は文明の利器ロープウェイを選択して・・・といきたいところですが、ぐっと我慢して乗場を横目に徒歩での登山口から山に入ります。

徒歩での登山口から登りはじめると、いくつか登山ルートがあることに気がつきます。車でもある程度の所までは登れるようです。きちんとした車道が整備されています。もっともこの車道を利用して一般人が車で登山することは出来ないようですが。

私は車道を歩いたり時には車道をそれて森林の中の細い登山道を歩いたりと、気分に合わせて歩く道を変えながら登山しました。森林は植林されたものが多いのでしょうか。杉や檜などが多く見受けられました。実際伐採された木々が時たま登山道の途中で見受けられました。

車道として整備された登山道を歩いていると、自転車に乗って登っている人の数に驚かされます。登山道の入口で見かける人のほとんどが、ロープウェイを選択して登山するために、登山道を歩いていてもあまり人に出会うことはありません。しかし自転車で登っている人はかなりの割合で出会いました。

車道が整備されているといっても、結構な勾配です。自転車でスイスイという感じの道では決してありません。歩くようにゆっくりと、一番軽いギアを選択して黙々と漕いでいる人が多いです。

登山道で人に出会うと挨拶を交わすのがごく普通なのですが、自転車で登山している人に挨拶しても、たいていの人はニコリと微笑むだけで黙々と自転車を漕いで進みます。恐らく声を発する程の余裕もないほど、厳しい山道なのでしょう。しかし皆さん途中で足をついたり休憩したりすることなく、黙々と自転車を漕ぎつつけています。自転車好きの私は、そういう光景を見るたびに心で「頑張れ」と応援していました。そしていつかは私もここを自転車で登りたいと思ったものです。

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▲Kampenwand in Aschau im Chiemgau▲

さて1時間ほど登山道を上ると、最終目的地でもある冒頭の写真の十字架がだいぶん近づいてきました。それと同時に山小屋が3つほど見えてきました。その近くには稼働していないリフトもあります。どうもこの山は冬にはスキー場になっているようです。3つの山小屋のうち2つは開いていたので、そのうちの1つで少し休憩をすることに。

写真はその山小屋でビールを飲みながら休憩しているときに撮影したものです。遠くに麓の街の様子が見受けられます。牛たちも草を頬張りながらのんびりとしています。のどかな風景でした。そういえば私の登山の写真には必ず牛が写っていますね。自分では気がつかないのですが、実は牛が好きなのでしょうかね。

牛たちは私たち登山客に馴れているのでしょうか、特に私たちを気にする様子もなく気ままに過ごしていました。じゃれ合っているときには走っているときもありました。しかしあれだけの巨大な体躯の牛たちが数頭走っていると、何ともいえない迫力があります。間違ってこっちにつっこんでこないか、ヒヤヒヤしながら見ていました。

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▲Kampenwand in Aschau im Chiemgau▲

ここまで来るともうKampenwandの山頂もかなり近くなります。写真の右側に写っているのが山頂です。山頂付近に見える赤い影は、パラグライダーを楽しむ人々のものです。

休憩を済ませたし山頂付近も見えたこともあり、身体はやや重いものの心は軽いです。途中消防車に抜かれ、「んんっ?なぜここに消防車?」などと思いつつもどんどん歩きます。相変わらず多くのバイカーに抜かれます。バイカーに負けじと私も歩きました。

(次回に続きます。)


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▲Kampenwand in Aschau im Chiemgau▲
▲Google マップより▲

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