あしたはじたくたいきです

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▲Deutsche Bahn AG▲
▲wikipedia.orgより▲

Deutsche Bahn(ドイツ鉄道)とその労組の1つであるGewerkschaft Deutscher Lokomotivführer(GDL/ドイツ機関士労働組合)の労使交渉がなかなかまとまりません。

これまでも午前8時から午前11時までという時間制限ストライキは何度か行なわれてきたのですが、遂に明日10月12日の終日ストライキがGDLから予告されました。午前2時から13日の午前0時まで、近距離列車とS-Bahnが運休となるようです。なおICE(ドイツの新幹線)などの長距離列車は、今回のストライキの対象には含まれていないとのことです。

新聞などをちらりと見る限りでは、以前から全然話が進んでいないように思うのですが、実際はどうなのでしょう。30%以上の賃上げを要求しているGDLに対して、10%以下に抑えたいDeutsche Bahn。両者の溝は深いものがあり、なかなか埋まりそうにありません。様々な人々の調停も不調に終わり、先が見えなくなってきつつありそうです。メルケル首相は介入する意志を見せていませんし、こうなってくると労使交渉は長引くのは目に見えています。

私などはDeutsche Bahnやその子会社のS-Bahnがストライキで止まったからといって、特に影響を受けるところには住んでいません。バスもあれば、Tram(トラム)、U-Bahn(地下鉄)など代替公共交通機関がありますから。しかし、私のような住環境にあるものは、どちらかといえば少数派に入るのではないかと思います。S-Bahnが利用できなくて、生活に支障が出る人は多くいるでしょう。

ドイツはまだまだ車依存型の社会です。環境面を考えて、そこからの脱却を図ろうと様々な試みがなされています。その一つがMünchen(ミュンヘン)では少なくともS-Bahnによって担われていました。それは上手く機能しているように思えますが、ストライキになってしまうとお手上げですね。明日はまた市内やその近郊での交通渋滞がみられるのでしょう。

ストライキは労働者の権利であるので、行使することには問題はないと思います。ただ、幾らドイツが労働者の権利の強い国であるとしても、GDLのストライキに対する風当たりはだんだんと強くなってきています。またGDLのストライキに対して、何ら有効な代替輸送システムを持っていないDeutsche Bahnにも同じく厳しい目が向けられるようになってきています。

近年ではストライキの決行が問題の解決に繋がらない事が多く、それゆえにストライキは避けられる傾向にあったと思います。このGDLのようなストライキを楯にした、強硬な労使交渉は私の記憶にはあまりありません。このストライキで30%超もの賃上げが、GDLの思惑通りに成功するのでしょうか。不謹慎ながら、この結末は興味深いものであります。

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