とうろうながし

image00310.jpg
▲Schloss Blutenburg▲

München(ミュンヘン)の西に、Obermenzingという地区があります。先週の金曜日、12月7日にそこで行われた、Luciafest(聖ルチア祭)を見学してきました。このLuciafestはInternationale Jugendbibliothek(国際児童図書館)というところが企画して、毎年行なわれています。

LuciafestとはLucia von Syrakus(シラクサのルチア)と呼ばれる聖人の聖名祝日を祝う行事です。ノルウェー、スウェーデンといったスカンディナヴィア諸国や、イタリアなどでは12月13日に行なわれます。

私の住んでいるドイツでは、これらの国ほど盛大に祝いの行事が行なわれるわけではないですが、私の見学したLuciafestのように、地域ごとに祝祭行事が行なわれるようです。

Lucia von Syrakusは、Die heilige Lucia(聖ルチア)という名前でも知られていますが、その名前の由来は、ラテン語のLuxまたはLucidという「光」を意味する言葉にあるようです。彼女は目の守護聖人、視覚障害者の守護聖人です。これはLucia von Syrakusが両目をえぐり出されるという拷問を受けた際に、奇跡が起き、目がなくても見ることが出来たということに由来しています。

Luciafestの始まりは、キリスト教伝来以前からあった光の祭りと、Lucia von Syrakusが結びついたと考えられています。頭にろうそくの載ったリースをかぶり、白いドレスを着て、というのがLuciafestでよく見られる光景です。この光景は、日本でもたまに紹介されるので見たことのある方は多いでしょう。

Luciafestは国によってお祝いの方法や、意味合いが若干異なっているようです。例えば、私の見学したObermenzingのLuciafestでは、参加者のほとんどは平服でしたし、頭にろうそくのついたリースをかぶっている人もいませんでした。

そのLuciafestでは、ろうそくのついたリースの代わりに、日本の灯篭流しで使われるような灯篭(ドイツ語ではLichterhäuschen)を、これまた日本の灯篭流しのように水に浮かべます。そのまま「灯篭流し」といってしまっても良いくらいです。

背景にある光に照らされ浮かび上がったSchloss Blutenburg(ブルーテンブルク城)と、水に浮かぶそのLichterhäuschenが、とても印象的なLuciafestの夜でした。


拡大地図を表示
▲Schloss Blutenburg▲
▲Google マップより▲

Similar Posts:

Comments are closed.