さーびすせいしん

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▲三井住友銀行▲
▲www.smbc.co.jpより▲

昨日のエントリーで記したように、出だしでいきなりトラブルはあったものの、その後の旅は順調で、予定時間よりは遅れはしましたが、無事に日本に到着。私が到着した関西国際空港には、わざわざ奥さんが迎えに来てくれていました。どうもありがとう。

さて、2年半ぶりに日本に帰国して、まず最初に向ったのは、大阪の梅田にある三井住友銀行梅田支店です。私の持っている三井住友銀行の口座の契約で、変更したいことがあったのです。

手続きのための窓口前までいって、順番待ちのための番号札をひきました。銀行に行って、こうやって番号札を取るのが、既に懐かしく感じられました。ドイツの銀行では、日本の銀行のように、人が手続きのために大勢並んでいるという風景は、あまり見られることがないですから。もちろん、番号札を取ることもありません。

番号札をひいて、私は待合い場所のソファーに奥さんと座って待っていました。そうすると、係の人が何やら番号を呼んで、ウロウロしています。その番号札を持っているお客を捜しているようです。

私の番号札を確認してみると、どうやらその係の人が探しているのは、私のようです。私がその番号札を持っていることを知らせると、こちらまでやってきました。

係の人は私の所までやってこられると、跪きます。

係の人「ご来店ありがとうございます。本日はどのようなご用件でしょうか。」

私「御行のこのようなカードを持っているのですが・・・」

と私がこのように言いながら、カードを提示すると、係の人は即座に、「ありがとうございます。」とおっしゃりました。

失礼なこととは思いつつも、私は笑ってしまいました。それにつられて、奥さんも笑ってしまったようです。

ドイツの銀行で、このような状況になったとして、まず、「ありがとうございます。」と感謝されることはありません。日本が久々だったこともあり、当然日本の「サービス」も久々だったので、心の準備が出来ていませんでした。ということで、唐突だったのと、「この状況で、その言葉が来るのか。」ということで、笑ってしまったのです。

私は「すみません。」と一言謝ってから、用件を伝えました。すると、その係の人は、私の手続きに必要な用紙を、数種類持ってきてくれました。そして、「その用紙に必要事項を記入の上、窓口でお呼びしますまで、こちらでお待ち下さい。どうもありがとうございました。」と去っていかれました。

なんとも至れり尽くせりです。沢山の人が待っているので、窓口で少しでも時間がかからないようにという、銀行側の都合があるのでしょうが、それにしても丁寧です。それも終始跪いた状態での低姿勢でした。なんだか、対応される私の方が、とても恐縮してしまい、汗をかいてしまいました。

その後、私の番号が窓口で呼ばれました。大抵どこの銀行でもそうだと思うのですが、機械が番号を呼びます。

機械「○○番の番号札をお持ちのお客様、大変お待たせしました。○○番の窓口までお越し下さい。」

機械が「大変お待たせしました。」というのです。これまたびっくりです。ドイツでは、銀行であろうが、市役所であろうが、窓口で幾ら待たされたところで、窓口で対応にあたった人が「お待たせして申し訳ありません。」などということは、まずありません。しかし、日本では、機械までもが低姿勢です。

もちろん、窓口に行って、その窓口で対応してくださる係の人も、まずは、「お待たせしました。」と一声かけてくださいました。すごいです、日本。

私を窓口で対応してくださった係の人は、胸に研修マークを付けていました。したがって、まだ不慣れなところもあるらしく、てきぱきと仕事をこなすことが出来ません。何度も、先輩や上司に確認に向います。席を離れたり、席に帰ってくるたびに、その係の人は、「すみません。」と私に謝ります。私は、謝られすぎて、窓口でもなんだか恐縮してしまいました。

このように、日本では、何かにつけて謝られました。「すみません。」「申し訳ございません。」という言葉を、私はこの支店にいた30分ぐらいの間に、一体何度聞いたことでしょう。ドイツで店員などが謝るということも、まず無いので、これは戸惑いました。

また久々に日本に帰国して、最初に感じたのは、「日本はサービスの国である。」ということです。

日本に住んでいたときは、当たり前のように思っていたこのようなサービスですが、ドイツに住んで、ドイツの生活に慣れると、「サービス」というものは、ドイツにないということに気がつき、それが当たり前になります。したがって、今回のように「サービス」を提供されると、うれしい反面、戸惑います。「お客様は神様です。」と誰かが言ったと記憶していますが、本当にそうだと思いました。

軽くカルチャー・ショックを受けた、日本最初の訪問先でした。

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