よしのや

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▲吉野家▲
▲www.yoshinoya.comより▲

日本へ一時帰国したら、あれをしたい、これをしたい、ということは沢山あったのですが、「美味しいものを食べたい。」というのがそのひとつです。

「美味しいもの」といっても、高級料理を指しているのではなく、「日本ではよく食べていたけれど、ドイツではなかなか食べられないもの」というのが、その正確なところでしょうか。

そんな「美味しいもの」のひとつとしてあげられるのが、私にとって吉野家牛丼でした。安くて手軽であったので、日本ではよく食べに行っていましたから。

というわけで、日本に帰国して、最初の食事は吉野家で取りました。利用したのは、大阪市北区にある芝田町店です。

私がドイツに来た2005年当時、吉野家はBSE問題で、アメリカ産牛肉の輸入停止による影響を受けて、牛丼の提供を、一部の店舗をのぞいて休止していました。その当時で、牛丼の提供が休止されてから、1年ぐらいは経っていたと思います。したがって、吉野家で牛丼を食べるというのは、4年ぶりぐらいだったでしょうか。

店舗にはいると、そこにはカウンター席のみという、吉野家では一般的なスタイルでした。ただ、メニューが以前と比べ、多くなっていたように思います。BSE問題で牛丼の提供を休止した時代の、なごりでしょうか。

席に着くと、お茶がすぐに出されました。日本では当たり前なのですが、ドイツでは当たり前ではないので、久々のその光景に、まず感動しました。

お茶を飲む前に、メニューから選んで注文します。色々目にはとまりましたが、結局は牛丼です。これを食べに来たのですから、当然です。奥さんは並盛り、私は大盛りを頼みました。

お茶を飲みつつ、奥さんに「もうすぐ牛丼が食べられるで。楽しみやわ。」などと会話をして、これから牛丼が出てくるのを楽しみに待とうとしていたその時、もう牛丼が運ばれてきました。注文してから、1分も経っていません。あまりの提供時間の早さに、奥さんも私も驚いてしまいました。ドイツでは、食べ物を頼んで出てくるまでの時間、飲み物を飲みつつ、気長に待つというのが一般的ですから。こんなに、注文したものが、早く出てくることはありません。

そんな驚きのさめやらぬまま、牛丼に箸をつけます。

奥さん&私「うまーーーーーっ!」

その後は、ひたすらガツガツと無言で牛丼を駆け込みました。

こんなに値段が安いのに、味も良いものが食べられるなんて、「ここは日本だな。」と、日本に帰ってきたことを、まず感じたのが吉野家でした。

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