たかばたけかしょうたいしょうろまんかんめーるまがじんだいじゅうななかい

愛媛県東温市の、高畠華宵大正ロマン館より、メール・マガジンの最新号第17号が到着しました。

今回のメール・マガジンでは、先号に引き続き、3月に京都で行なわれる、高畠華宵の展覧会、講演会、シンポジウムといったイベントの告知が中心です。

このブログを記している時点では、京都国際マンガミュージアムでの、高畠華宵生誕120周年記念の講演会、シンポジウムはもう既に終わっています。一体どのような、講演会、シンポジウムだったのでしょうか。講演者、パネラーとも興味深い人選だっただけに、その内容がどうだったのかが気になるところです。続報に期待したいと思います。

高畠華宵大正ロマン館での次期展覧会の予告として、「高畠華宵生誕120年 華宵のこども絵展〜ファンタジー世界のこどもたち〜」というものについて、ほんの僅かに触れられています。

意外にもこれまでなかった「華宵のこども絵」を徹底検証する展覧会。

ということですが、「華宵のこども絵」というのはとても気になります。「華宵が描いたこどもの絵」であるのか、「華宵がこどものために描いた絵」であるのか、二通りの解釈が可能ですね。いずれにせよ、面白そうであることには違いありません。こちらは、次号に詳細が掲載されるということですので、そちらを待ちたいと思います。

メール・マガジンの最後は、いつものように学芸員さんのコラム「じゅげむじゅげむ」で締めくくられています。今回は学芸員の仕事のうちの1つである、「研究」に関する話題となっていました。

学芸員さんによると、高畠華宵が活躍した大衆美術の世界(※恐らく大正時代のものを指すと思われます。)は、近年では研究の対象として捉えられることが少なかったようです。しかし、そこにもこれまで研究対象となってきた官展系の美術と同じか、それ以上の研究価値があると捉え、高畠華宵大正ロマン館や学芸員さんは、研究活動を続けられているようです。

なんだか「研究」というとかた苦しいですが、今では埋もれてしまったものを発掘することで、華宵を再び輝かせる作業といえます。

日本でも有名なヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)や、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(Georges de La Tour)も、生前の高評価が、死後長い間忘れ去られてしまうものの、その後の研究によって「再発見」されます。また、明治時代における西洋文化の盲目的な崇拝の結果、忘れ去られようとした日本美術の価値が見直されたのは、アーネスト・フェノロサ(Ernest Francisco Fenollosa)による研究の成果です。

このように、研究によって「再発見」されるものもあります。高畠華宵が現代において「再発見」される(個人的見解では、もう既に現代でも一定の評価を得られているとは思います。)日が来るよう、ぜひとも高畠華宵大正ロマン館や、学芸員さんには頑張ってもらいたいものです。

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