
▲『Prints21』、プリンツ21▲
▲2008年秋号、通巻88号、2008年6月26日発売▲
▲ASIN : B001B0W1S2▲
▲274mm x 208mm x 8mm、1500円▲
▲www.prints21.co.jpより▲
愛媛県東温市にある、高畠華宵大正ロマン館より、最新のメール・マガジンが届きました。今号で第25号となる、高畠華宵大正ロマン館のメール・マガジンは、2周年目に突入です。
高畠華宵大正ロマン館では、2008年7月7日より、「高畠華宵生誕120年 恋♡の時代展」と題された展覧会が始まったようです。
展覧会のタイトルに「♡」が入っていたので、「これ、引用したら、ウェブで表示できるかなぁ。」と真っ先に考えてしまい・・・というのは冗談で、そのようなハート・マークの入った展覧会名など見たことなかったので、「なんだ、なんだ。」と執筆者の意図するがままに、展覧会案内に飛びついてしまいました。
大正時代は《恋の時代》です。竹久夢二、平塚らいてう、柳原白蓮、有島武郎、松井須磨子など有名人の恋は当時のメディアを賑わし、個人主義や大正浪漫主義の風潮が広まるなかで、「新しい女」「モガ・モボ」と呼ばれた人々の自由な恋が人々の話題にのぼる時代でした。
そういえば、ここに名前の出て来た竹久夢二は、確かに「恋の時代」の人だなと思います。今年の2月に日本へ一時帰国した際、岡山県瀬戸内市にある、夢二の生家やアトリエ跡を利用した、夢二郷土美術館の分館を尋ねたとき、そこに展示されてあった作品や物よりも、夢二の年譜のほうに私は心を奪われました。というのも、岸たまき、笠井彦乃、お葉といった女性の遍歴がそこには細かく記されていたのです。「改めてこのように年譜に記されると、見事な女性遍歴やなぁ。」と感心して見入ってしまったことを、引用文を読んで、思い出しました。
社会全体が「恋をしていた」時代であったとも言えます。つまり西洋文化への憧れや、古い因習から抜け出して新しい時代への脱却を夢みる人々は、まさに〈恋〉と同質の心のときめきとゆらめきを体験していたのではないでしょうか。「恋する心」は大正人の時代感情そのものでありました。
「なるほどなぁ。」と思います。たしかに、欧州の文化の積極的な摂取は、「何でも素敵に見えてしまう好きな人のことを、とにかく知りたい。」と思う気持ちに似ているかもしれません。また新しい時代への希望という雰囲気は、「恋の先に見える、素敵なお付き合いや、更に先の幸せな結婚生活。」といったところに通じるものもありそうです。
こうした「恋の時代」の感情(感傷)は、流行画家であった高畠華宵の作品に当然のことながら描かれています。華宵人気は、時代の恋心を見事に映し出したことによると言ってもよいでしょう。
ということで、この展覧会では、大正文化や華宵の作品を、「恋」をキー・ワードとして取り上げるようです。したがって展覧会タイトルに、「♡」が入っているわけです。
会期は9月7日までです。なかなか面白そうな展覧会ですので、お近くにお立ち寄りの際には、ぜひお出かけしてみてください。
さて、今回のメール・マガジンでは、前号で少し触れられていた、「Prints21」が、「大正ロマンびぶりおてーく」のコーナーで紹介されています。
「Prints21」とはプリンツ21という出版社から、3月、6月、9月そして12月と、季節毎に発売されている、「アーティストの現在を独自の切り口で徹底分析するエンターテイメントマガジン」のことです。
先日発売された2008年秋号は、高畠華宵の特集号となっているようです。表紙に利用されているのは、『仲よし(『少女画報』昭和3年3月号 表紙)』という作品とのこと。目をひく作品です。
内容も、高畠華宵大正ロマン館館長の、高畠澄江氏によるエッセイに始まり、安野モヨコさんや、大槻ケンヂさんといった、一見、華宵とは繋がらないと思える人たちによる華宵論なども掲載されているようで、なかなか面白そうです。
ドイツでは手に入りませんが、日本でお住まいの方で、「Prints21」の華宵特集号を手にされた方がおられるならば、ぜひ感想を聞かせて欲しいものです。
大きな地図で見る
▲高畠華宵大正ロマン館▲
▲Google マップより▲
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♡に食いついてくれましたね!ふふふ。
「プリンツ」にはわたしも載っています。へへへ。
まぁ、普通は食いつくでしょう♡