わるくはないのだけれど

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▲Canon EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS▲

先日のエントリーで紹介した、Canonの新しいデジタル一眼レフ・カメラ、EOS 50Dとあわせて、「EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS」というレンズの発表がありました(「キヤノンがEOS DIGITAL用の交換レンズを発売 手ブレ補正機構搭載の高倍率ズームレンズ“EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS”」)。

EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは、Canonのデジタル一眼レフ・カメラ、「EOS DIGITAL」シリーズの中でも、APS-Cサイズという撮像素子(イメージ・センサー)を持つカメラ専用に設計された、「EF-Sレンズ」です。例えば、先日発表された、EOS 50D、私の持つEOS 40D、そしてEOS Kiss X2などが対象となっています。

このEF-S18-200mm F3.5-5.6 IS、EOS 50Dと同様、正式発表少し前から、情報がインターネット上に出回っていました。そして、EOS 50Dよりも、私はむしろ、このEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISのほうが、気になっていました。なぜならば、望遠レンズが欲しいなと思っているからです。

私が現在所持しているレンズは2本。2本とも、EF-Sレンズです。1本は、広角ズーム・レンズである、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、もう1本は、標準ズーム・レンズである、EF-S17-55mm F2.8 IS USMです。そのどちらも、Canonの写真用レンズのうちで、最高級シリーズであることを示す「L」の称号こそついてはいないものの、映し出される画像には、私自身とても満足していますし、気に入っています。

しかしながら、この2本のレンズに足りないものがあります。それは、望遠側が弱いということです。広角側は、10mmから始まっているので、これ以上のものを求めるとしたら、魚眼レンズになってしまうわけですが、今のところ、私には、魚眼レンズは必要ありません。ということで、広角側は私にとって、満足のいくものです。しかし、望遠側は、55mmまでです。標準レンズなので、その程度に望遠側が設定されているのは普通だと思います。しかし、これでは、足りないなと思うことが、最近の撮影の中ではあります。

例えば、公園に住む、野生のリスやウサギを撮影したい場合、55mmのレンズでは撮影できません。それで撮影しようと思えば、かなりの距離まで近づかねばならないので、当然被写体に気がつかれて、逃げられます。また例えば、教会で、装飾の細部を撮影したいと思っても、望遠側が55mmでは、天井付近などにある装飾は撮影することは出来ません。

そういうことがあったりするので、「望遠レンズ欲しいなぁ。」というのが、最近の私のなかにありました。

EF-Sレンズにも、これまでちゃんと、望遠レンズは用意されていました。EF-S55-250mm F4-5.6 ISというものです。このレンズ、軽くて、画質も良好、コスト・パフォーマンスも良いとの評価を見かけます。

実物をさわったことはありませんが、確かに良さそうです。しかしながら、私の持つ、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMや、EF-S17-55mm F2.8 IS USMと比べると、画質はやや落ちる気が、個人的にはしています。また、F4からというのが、やや暗い気がします。教会内部など、建物内での利用も想定していることから、なるべく明るいレンズが欲しいところです。したがって、これまで触手が伸びてきませんでした。

そうこうしているうちに、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISの噂が、耳に入るようになってきます。広角側は18mmから始まり、望遠側は200mmまでです。。つまり、標準から望遠までを包括したレンズということになります。私の欲しいと思っている望遠側は十分な上に、標準域もカバーしています。これなら、普段持ち歩くレンズが少なくなり、便利そうだと、発表に期待がふくらみます。

CanonとライバルのNikonには、AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)という、レンズがあります。このレンズも、APS-Cサイズの撮像素子をもつカメラ専用に設計されたものです。つまり、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISと、ほぼ同程度の機能を持つレンズということになります。

そのAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)ですが、インターネットで情報を見ていると、とても評価が高いのです。そのレンズの評判を聞くたびに、「Canonにも、同じようなレンズがあればなぁ。」とずっと考えていました。したがって、今回のEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISの噂には、とても期待しました。

そういう期待の中で発表された、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISですが、発表からしばらくたった今、色々なところで、サンプル画像などが掲載されるようになってきています。また、実物にさわった感想なども、目にするようになりました。

それらを見ていると、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISには、皆さん、私同様、高い関心を持っていたゆえに、どちらかというと、厳しい評価になっていると思います。USMがついていないこと、そして、そのUSMがついていない割に高価であることなどが、その厳しい評価の一因となっているみたいです。また、画像の質も、期待していたほどのものではないとのことでした。

私は、まだ一眼レフ・カメラを持って、1年ほどの経験しかないので、USMの有用性もあまり理解していませんし、画像の善し悪しを、サンプル画像を見て判断できるほどの目もありません。したがって、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISに対する、色々な方の評価は、「ああ、そうなんだ。」ぐらいにしか受け止められません。

ただ、私は、このEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISの購入を、見送ろうと思いました。様々な理由がありますが、一番大きかったのは、望遠側で伸びる鏡胴です。つまり、ズームにすると、レンズが伸びて、全体の長さが変わるという部分です。

私の所持しているEF-S17-55mm F2.8 IS USMも、望遠側で鏡胴が伸びます。これが私は好きではありません。このレンズの、唯一嫌いなところが、それでしょうか。

そのEF-S17-55mm F2.8 IS USM同様、このEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは望遠側で鏡胴が伸びるのですが、200mmまで望遠側がありますから、けっこうな長さ、鏡胴が伸びることになるのです。鏡胴が伸びたときのこのEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは、とても不格好に見えます。

ということで、この1点が気に入らないので、EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS購入は見送りです。「そのような点より、レンズの性能の方が重要なのでは。」との意見もありそうですが、私は、見た目も出来るなら重視したいので、見送りです。

もし、見た目の不出来に目をつぶっても、得られる対価(この場合、やはり得られる画像でしょうか)が大きい(EF-S17-55mm F2.8 IS USMみたいに)なら、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISを購入するかもしれません。しかしながら、EF-S17-55mm F2.8 IS USMと、かぶっている焦点距離の範囲内では、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISよりも、EF-S17-55mm F2.8 IS USMのほうが良さそうです。したがって、いくらEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISが、標準から望遠までをカバーする良いレンズだとしても、EF-S17-55mm F2.8 IS USMを売り払って、それの代わりに収まるということは、私にとってはありません。

ただ、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISが、悪いレンズというわけではありません。もし私が、EOS 40Dを持っておらず、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMやEF-S17-55mm F2.8 IS USMも持っておらず、今からデジタル一眼レフ・カメラを初めて買うというならば、EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISを選択する可能性は高いでしょう。EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISと出会う、タイミングが違っていただけの話です。

私の望遠レンズ探し、もうしばらく続きそうですね。

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