妻が現在所持している、Aufenthalterlaubnis(滞在許可/いわゆるビザ)の有効期限が、来月末に迫ってきています。妻はドイツでは外国人なので、Aufenthalterlaubnisがないと、ドイツに滞在することが出来ません。したがって妻は、現在、新しいAufenthalterlaubnisを取得するための、手続きを行っているところです。
さて、今日、そのような手続きを行っている妻にとって、気になるであろうニュースを、ひとつ見つけました。
その気になるニュースは、München(ミュンヘン)にある、Japanisches Generalkonsulat München(在ミュンヘン日本国総領事館)から、2008年9月4日に出されています。「【訂正】ミュンヘン市外国人局における滞在許可発給手続の遅延について」というタイトルがつけられていました。
その内容は次のようなものです。
ミュンヘン市外国人局(Ausländerbehörde München)からの連絡によれば、同局における新しいコンピュータ情報処理システム導入に伴う影響のため、2008年10月中旬以降しばらくの期間は、滞在許可の発給に係る事務に従来以上の時間を要する可能性が高いとのことです。
よって、同日以降は、滞在許可の新規申請・延長申請等、ミュンヘン市外国人局におけるすべての手続について従来以上の手続時間・待ち時間が予想されます。また、すべての必要条件が満たされた申請手続であっても、申請当日中の滞在許可発給ができない場合もあるとのことです。なお、同日以降数週間は、急を要する事例(例:有効滞在許可期間が残り数日等)以外の案件については個別の面談には応じられないとのことですので、予めこれらの点に十分ご注意ください。
妻は、もうすでに弁護士を通じて、Aufenthalterlaubnisの申請手続きを行っています。ということで、普通の人が自分で申請を行うよりは、申請手続きもスムーズに行われるでしょう。
ただし、ちょっとした問題もあります。その問題とは、妻は今回、Arbeitserlaubnis(労働許可)も取るということです(Arbeitserlaubnisは、Aufenthalterlaubnisと別に取るのではなく、現在ではAufenthalterlaubnisに含まれているので、手続きとしては、1度で終わりです)。
日本で、外国人が働く場合、多くの制限があるのと同様、ドイツでも、妻のような外国人が働くためには、制限があります。日数であったり、時間であったり、場所であったり、職種であったりです。そういったように、条件(人によって色々あります)をつけつつも、外国人が働けるように、政府がArbeitserlaubnisを与えます。
ただ、Arbeitserlaubnisを取得するといっても、申請すれば、必ず通るわけではありません。ドイツ人の中にも、職がなく、仕事を探している人たちがたくさんいます。そういう人たちを差し置いて、わざわざ外国人が雇われるためには、それなりの理由が必要となってくるのです。
例えば、サッカーの小野伸二選手。彼はVfL Bochum 1848というプロ・サッカー・チームに所属し、サッカーを職業として、ドイツで働いています。当然、そのために、彼は、Arbeitserlaubnisを取得しているはずです。
では、なぜ、彼が、Arbeitserlaubnisを取得できたかというと、彼のサッカーに関する能力が、ドイツ人の大多数のサッカー選手よりも、抜きん出ているが故にです。だから、サッカー選手という職業に就きたいと考えている、多くのドイツ人サッカー選手を差し置いて、彼はArbeitserlaubnisをもらい、ドイツで働くことが出来るのです。
小野選手の例は、少々極端すぎるかもしれませんが、それはやはり、妻にも当てはまる訳です。妻はArbeitserlaubnisを得るためには、職を欲しいと思っているドイツ人よりも、優れた能力を持っていることを証明せねばなりません。
特に、ここはMünchenです。ここには、世界的な大企業が多く、また裕福な都市であることから、この町で働きたいと考えるドイツ人はたくさんいます。従って、それだけに外国人が、Arbeitserlaubnisを取得するのは難しいといえるのです。
そのようなMünchenで、妻はArbeitserlaubnisを取得しようとするのですから、いくらその方面に強い弁護士を立てようが、申請が受理されるまでには、それなりに時間がかかります。おそらく、1ヶ月以上は、かかるのではないでしょうか。
すると、そのニュースでもあったように、10月中旬以降に手続きがずれ込み、妻のAufenthalterlaubnisおよび、Arbeitserlaubnisの発行が、大幅に遅れることになるかもしれません。恐らく大丈夫であろうとの見通しをもらっていますが、やっぱりAufenthalterlaubnisをもらうまでは落ち着かないものです。私も経験したことがあるだけに、よく分かります。
10月中旬以降は、手続きも滞るようですから、それまでに、何とか申請が受理され、妻がAufenthalterlaubnisとArbeitserlaubnisを、得られると良いのですが。
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