やっぱりな

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▲EOS 5D Mark II▲
▲canon.jpより▲

先日のエントリーで取り上げた、Canonのデジタル一眼レフ・カメラ、「EOS DIGITAL」シリーズに関するディザー広告。そのディザー広告で、登場が予告されていた機種が、明らかになりました。

その発表された機種とは、ネット上で多くの方が予想していたとおり、また、私も予想していたとおり、EOS 5Dの後継機種となる、「EOS 5D Mark II」でした(「約2110万画素・35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載 ハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ“キヤノン EOS 5D Mark II”」)。

CanonのEOS DIGITALシリーズの、そのほかの機種が、1年〜1年半というサイクルで、新機種を投入してきたのとは対照的に、EOS 5Dは、2005年8月22日に発売されて以来、3年という異例の長い期間を経て、ようやく新機種投入となりました。

EOS 5D Mark IIには、主に、次のような特徴があります。

EOS 5D Mark IIの特徴
35mmフルサイズ・約2110万画素CMOSセンサー
高精細・高速画像処理 次世代映像エンジン「DIGIC 4」
常用ISO感度100–6400、拡張ISO25600
最高約3.9コマ/秒の連写性能とUDMA対応
視野率約98% 明るく見やすい高倍率新ファインダー
高速・高精度9点+アシスト6点 AFセンサー搭載
EOSシリーズ初フルHD動画撮影機能搭載
3.0型約92万ドット・クリアビュー液晶
さらに進化した先進のセンサーダスト対策
快適AFライブビュー撮影機能搭載
レンズ周辺光量補正機能
オートライティングオプティマイザ機能
防塵防滴機能の向上

これらの特徴を眺めてみて、とても驚いたのが、「EOSシリーズ初フルHD動画撮影機能搭載」というもの。まさか、デジタル一眼レフ・カメラに動画撮影機能を、それも、このクラスのカメラに投入してくるとは、これっぽっちも思わなかったからです。しかも、フルHD対応(1,920×1,080ピクセル・30フレーム/秒)。

私はこれまで、デジタルカメラの動画撮影機能に関しては、「おもちゃ的」なコンパクト・デジタルカメラにつけられる、「おまけ」のような機能だと思っていました。したがって、それを、フルサイズの撮像素子を持つ、EOS 5D Mark IIにつけてくるというのは、他の機能に関しては、ある程度予測できていても、この機能に関しては、全く予想だにしていませんでした。

そのほかの機能に関しては、EOS 5D→EOS 5D Mark IIまで3年かかった割には、特にインパクトの大きなものはなさそうです。その内容を見ると、その3年間に、そのほかの機種で投入され、実験や改良が繰り返され、そして、洗練され定番となった機能のみを、搭載したように思われます。

しかしながら、インパクトが薄いからといって、EOS 5D Mark IIが、期待はずれの悪いカメラという評価には、もちろん直接結びつきません。むしろ、3年間の間に、洗練され、定番となった機能のみを選りすぐって搭載したということで、映像を撮る機械に過ぎないカメラという面からすれば、着実な進化を遂げたのではないかと思います。

EOS 5D Mark IIの発表の席で、イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏は、「画素数とコマ速は重要だが、EOS 5D Mark IIで訴求したいのは画質。明るいところから暗所まで、かなりノイズを抑えた画像を提供できる。トータルバランスでは、決して劣るものではない。EOS 5D Mark IIから出る画像でライバル機と比較して欲しい。」と発言されたようです(「キヤノン、「EOS 5D Mark II」など発表会を開催 ~山田優さん・蒼井優さん・夏帆さんが登場」)。つまり、今回のEOS 5D Mark IIでは、他社に先駆ける新機能の搭載よりも、むしろ、カメラとして、もっとも重要な画作りの部分に、重きを置いたということです。

この発言は、「高画素数=高画質」という認識が、一般的になっていることに違和感を覚える私にとって、とても喜ばしい発言でした。やはり、どんな、新機能、新技術を投入したところで、生み出される画像が良くなければ、カメラとしては、良いものとはいえませんから。

フルサイズの撮像素子を持つEOS 5D Mark IIといえども、約2110万画素という高画素化にともない、ノイズが増えることが懸念されていました。特に高感度撮影時に。しかしながら、例えばここで見る、EOS 5D Mark IIの、高感度撮影時のサンプルに関していうならば、かなりの高感度まで、実用的であることが分かります。真栄田氏の発言も、これで十分納得がいきます。

ということで、私にとって、間違いなく、このEOS 5D Mark IIは「買い」なのですが、残念なことに、先立つものがありません。なんせ、実売予想価格は30万円ほどですから。

しかし、いつかは欲しいEOS 5D Mark IIですね。いつか、手に入れられたときには、その性能をフルに利用できるよう、今は、愛機、EOS 40Dで、カメラに関する知識を得、写真の腕を磨いておこうと思います。

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