わーどぷれす

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▲WordPress▲
▲wordpress.orgより▲

先日のエントリーで、少しだけ触れましたが、このブログを構築しているアプリケーションを、変更しました。これまでは、シックス・アパート社の、Movable Typeというものを利用してきましたが、現在は、オープン・ソースの、WordPressというものを利用しています。

このMovable TypeとWordPress、どちらもサーバにインストールすることで、ブログを構築することの出来るアプリケーションです。個人的なブログの構築を目的とするなら、何ともありがたいことに、そのどちらも、無償で利用することが可能となっています。

私が、これまで、Movable Typeを利用していたのは、単純に、私がブログを始めた頃、Movable Typeが、日本で(恐らく世界でも)最もメジャーな、サーバ・インストール方式の、ブログ構築アプリケーションだったからです。そもそも、WordPressの存在というものを、そのころの私は知りませんでしたし。

Movable Typeは、メジャーなアプリケーションだけあって、利用をはじめる際にも、トラブルがあったときにも、カスタマイズしたいと思った時にも、それについての情報を、日本語で得ることには、ほとんど苦労しませんでしたね。書店に行けば、Movable Typeに関する、たくさんの書籍を手に入れることが出来ましたし、インターネットで検索すれば、それこそ、星の数ほど情報が得られましたから。

私が前もって調べていた評判通り、Movable Typeは、とてもすばらしいブログ構築アプリケーションでした。私のような、「サーバ」や「CGI」といったものの知識がないものでも、思ったより簡単に設置できたし、カスタマイズも、割と簡単にできました。もちろん、ブログに関する機能はすばらしいものです。ということで、これまで、特に不満もなく、Movable Typeを利用してきました。

しかしながら、ここ数ヶ月ほど、あることが理由で、Movable Typeの利用時に、ストレスを感じるようになります。それは「再構築」という作業に、失敗することが多くなったからでした。再構築というのは、ブログにエントリーを立ち上げるなど、何か新しくブログに手を加えた際、それが、ブログに反映されるために行われる作業です。

エントリーが少ない頃は、この再構築の作業も、エラーなくスムーズに行われていました。しかしながら、エントリーが300、400、500と増えるごとに、再構築にも時間がかかるようになってきます。そして、700近いエントリーがあった最近では、再構築に失敗しない方がない、というくらいになっていました。ひどいときには、「投稿」すら、失敗することがあったほどです(おそらく、投稿時にも、何らかの再構築がなされていると思います)。

エントリーが多くなれば、再構築に失敗する確率が高くなってくるのは、インターネットなどの情報で、知っていました。エントリーが多くなったこのブログでも、それに対して、何らかの対応を取らなければならない時期になったようです。調べてみたところ、この対応策としては、「高性能なサーバに移る」とか、「再構築を必要としない、動的なページ作成へ移る」といったものがあげられています。

このふたつのうち、簡単なのは、高性能なサーバを利用するという方法です。しかし、高性能なサーバは、自分でサーバを持つにしても、レンタルで借りるとしても、お金がかかります。私が現在利用しているのは、さくらインターネットレンタルサーバスタンダード)です。月額500円で、1GBのスペースを利用できます。このさくらのレンタルサーバより、高性能なレンタル・サーバは、色々あります。しかし、当然ながら、高性能なサーバは、レンタル料も高いです。私のサイトとブログは、個人的なものですので、高額のレンタル料を払って、高性能なサーバを借りてまでやるものでは、今のところありません。今の私にとっては、このさくらのレンタルサーバが、性能と価格のバランスが、ちょうど良い具合に取れているのです。ということで、サーバを移るという案は、私の中では却下されました。

次に対応策としてあげられていた、静的ページの生成から動的ページの生成へと切り替えるというのは、サーバを移ることなく、Movable Typeにもともと備わっている機能を利用するだけみたいなので、手間はかかりそうですが、お金はかかりません。ということで、今回は対応策として、これに挑戦してみることにしました。

静的ページの生成と動的ページの生成というものの違いは、ページを料理にたとえるなら、お客さんに、注文を受ける前から、提供できる料理の全てを、あらかじめ作り置いておくのが、静的ページの生成で、お客さんから注文があったときに、注文のあった分だけの料理を作り出すのが、動的ページの生成です。そして、静的ページの生成の場合、新しく作り置いておく料理を加えた際には、元々作りおいてあった料理を、全て温め直したり、場合によっては、新しく作り直すという作業が行われます。これを再構築と呼んでいるのです。

さて、静的ページの生成から、動的ページの生成へと、ページの生成方法を変える前に、ひとつやるべきことがありました。それは、利用しているMovable Typeのバージョン・アップです。私が、それまで利用していた、Movable Typeのバージョンは3.37でした。しかし、私が、ページの生成方法を変えようと計画したその時点での、Movable Typeの最新バージョンは、4.21です。もうすでに、Movable Type 4がリリースされて以来、1年ほどが経過していました。したがって、まずは、Movable Typeのバージョン・アップを行おうということになります。

Movable Typeのバージョン・アップと記しましたが、実際には、新規にインストールする方法をとりました。この際、1からブログを構築し直そうと思ったのです。作業は、「Movable Type 4 ドキュメント」を参考に、進めました。

新規インストールでもバージョン・アップでも、まずやるべきことは、データのバック・アップでしょう。これは、サーバから、データをダウンロードしてくれば良いだけなので、とても簡単です。また、エントリーも、Movable Typeの機能を利用して、エクスポートしておきました。

さて、ここまで準備したら、Movable Typeの新規インストールの開始です。私は、「さくらインターネットサーバーへのインストール」という記事を参考にしました。作業の方は、この記事の通りに進めれば、良いだけでしたので、簡単です。

途中で唯一つまずいたのは、「テンプレートセット」を選択するところでしょうか。これは、Movable Type 3までにはなかった項目なので。「プロフェッショナル ウェブサイト」「既定のブログ」「コミュニティブログ」の3種類から、選ぶことが可能ですが、私はブログで商売をするわけでもなければ、コミュニティを構築したいわけでもないので、「プロフェッショナル ウェブサイト」と「コミュニティブログ」は除外されて、「既定のブログ」というものを選択しました。

Movable Typeの新規インストール、ここまでは、とりあえず順調です。次は、構築されたブログの設定を行います。用意されたブログは、このままでは、静的ページの生成のままです。それを、動的ページの生成を行うように、直してやる必要があります。Movable Typeでは、この動的ページの生成のことを「ダイナミックパブリッシング」と呼んでいました。

さて、このダイナミックパブリッシングの導入にあたり、インターネットで色々情報を探してみたところ、Movable Typeに本来備わっている機能とは別に、プラグイン(Movable Typeの機能を拡張するもの)というものを利用する方法が見つかります。それが、The blog of H.Fujimoto様が公開されている、「Perl版ダイナミック・パブリッシング(MT4.2用)」というプラグインです。

調べてみると、このプラグインの良いところは、Movable Typeと同じく、Perlというプログラミング言語で書かれているところでした。Movable Typeの機能として利用できる、ダイナミックパブリッシングは、PHPという別のプログラミング言語を利用するために、他にプラグインが追加してある場合、そのプラグインが動かなくなる可能性があるらしいのです。しかし、Perl版ダイナミック・パブリッシングは、Movable Typeと同じ、Perlで書かれているために、ダイナミックパブリッシングへと移行しても、追加したプラグインが動かなくなる可能性は、低いとのことでした。私は、様々なプラグインを導入していましたので、それが動いてくれないと不便です。ということで、今回は、Perl版ダイナミック・パブリッシング用プラグインを利用することにします。

Perl版ダイナミック・パブリッシングというプラグインの導入も、説明されてある手順の通りに行っていきました。注意したのは、私のように、さくらのレンタルサーバを利用している場合、このプラグインによって生成される「.htaccess」という書類の、「Options -Indexes +SymLinksIfOwnerMatch」という部分を、#を使ってコメント・アウトしないと、エラーになるということです。ここは、その対処法の通り、コメント・アウトしておきました。

指示された手順通りに進めると、作業は問題なく終えることが出来ました。作業の最後に再構築を行うのですが、再構築を行っても、短時間でエラーなく終わります。ダイナミックパブリッシングが、うまく機能しているということです。・・・と言いたいところでしたが、ここで問題が。ブログを表示しようとすると、「500 Internal Server Error」となり、表示されないのです。

Movable Typeのインストールも、Perl版ダイナミック・パブリッシング用プラグインの導入も、指示通りに行いました。さくらのレンタルサーバを利用する際の注意点も、あらかじめ調べておいたので、そこにはもちろん注意を払いました。しかし、エラーが出るのです。

「さくら」「ダイナミックパブリッシング」「エラー」などをキーワードに、Googleで検索してみても、さくらを利用している場合に、「500 Internal Server Error」となるのは、先ほど記した、「.htaccess」が問題となっている例しか、見つかりません。私は、プログラムに関する知識は全くないので、インターネットで対処法が発見できない限り、自分では、このエラーの原因を探ることが出来ません。

仕方ないので、もう一度、最初からやり直すことにします。説明されてある手順や、注意点など、どこか細かいところに見落としがないか、細心の注意を払いながら作業を行います。しかしながら、結果は同じく「500 Internal Server Error」。これを3回ぐらい繰り返しましたが、結果は全て同じです。もう、私には、どうしようもなく、途方に暮れるしかありません。

このとき考えたのは、Perl版ダイナミック・パブリッシング用プラグインの導入を諦め、Movable Typeに備わっている、ダイナミックパブリッシングの機能を利用すること。しかし、それでは、先ほども記したように、ほかのプラグインが利用できなくなる可能性があります。私は、いくつかのプラグインを常用していたので、それでは困ります。

次に考えたのが、ダイナミックパブリッシングを諦め、静的ページの生成のまま、ブログを運営するということです。Movable Type 4は、Movable Type 3に比べても、動作が機敏になっているようなので、もしかしたら再構築でも、エラーが出なくなっているかもしれません。しかし、今は動作が軽くても、この先、エントリーが1000を超えるようになってくると、またそのうち重くなってきて、同じことを繰り返しそうです。

代替案が浮かんでは、消えていくという、まさに、泥沼状態に陥ってしまいます。

そのような状態の時、色々調べていて、出てきたのが、WordPressというブログ構築アプリケーションでした。日本では、Movable Typeほどの利用者はないみたいですが、世界では、もうすでに、Movable Typeよりも利用者が多いと言われています。

このWordPress、まだ開発から日が浅いため、Movable Typeほど、洗練されたものとはなっていないようです。しかしながら、それでも、ブログを構築するということに関しては、Movable Typeに劣らない機能を持っているとのこと。しかも、デフォルトで、動的ページの生成に対応しています。「これは、もしかして。」と思い、WordPressについて、色々調べてみます。

調べてみると、WordPressは、Movable Typeと比べて、一長一短といった印象でした。短所としては、「複数ブログの管理が出来ない」とか、「プラグインなしでは、ブログとしての機能が少ない」とか、「静的ページの生成が出来ない」などといったことがありました。

しかし、私は、このブログ以外に、複数のブログを持つことを考えていません。したがって、複数ブログの管理が出来ないのは特に問題はありません。またデフォルトでは、機能の乏しいWordPressですが、それを補うように、多くのサード・パーティーから、機能追加のためのプラグインが提供されています。そして、私のブログはアクセス数が少ないので、動的ページの生成にしか対応していなくとも、サーバにそれほどの負担はかけないと思います。また、これらの短所は、手間はかかるものの、プラグインなどを利用することによっても、解決することは可能です。

ということで、Movable Typeのバージョン・アップ作業はいったん諦めて、WordPressを導入してみることにしました。Movable Typeは使い慣れているので、出来ればそのまま使い続けたいと思っていましたが、再構築をする度に、エラーが出て、こちらにストレスが溜まるようでは、ブログを更新する気も失せてしまいます。私にとっては、ストレスなくブログを更新できることが重要ですから、Movable Typeであれ、WordPressであれ、ブログの基本的な機能さえきちんと提供してくれるなら、それで良いのですから。

長々と、話を引っ張った割には、オチらしいオチもなくてすみません。もっとも、いつも、私のエントリーにはオチはありませんが。とりあえず、長くなりそうなので、WordPressの導入については、明日以降、別エントリーで記すことにします。

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