もう、1週間ほど前の話になりますが、Mac OS X用のGoogle Earthに、メジャー・アップ・バージョンである、Google Earth 5が登場しています(「新しい Google Earth に飛び込んでください。」)。
Google Earth 5では、これまでのGoogle Earth同様、地上の精細な航空写真や衛星写真といったものを、見ることが出来るのはもちろんのこと、海の中に入って、海底の様子を見られたり、過去の航空写真や、衛星写真といったものも、参照できるようになったとのことです。
私などは、これまでのGoogle Earthのバージョンである、Google Earth 4.3の機能でも、十分にすごいと思っていました。地上に関して、さらに詳細で最新の航空写真や衛星写真に置き換えること以外に、これ以上、どのような機能も望めないようにすら思っていました。
しかしながら、そのようなGoogle Earthの機能に、堂々と不満を唱えた人がいたようです。その人の名は、Sylvia Alice Earle。アメリカの海洋科学者である彼女は、Google Earthのすばらしさを認めつつも、Google EarthがGoogle Earthとしてあるために、足りないものをずばりと指摘したとのこと。それは、地球上の3分の2を占める、海洋に関するデータが提供されていないということでした。
言われてみると、「なるほど、そうだな。」という、ごもっともな意見です。確かに、Google EarthがEarthをその名に利用している割には、地球上の3分の1の部分しか取り上げていません。しかし、その地上でほぼ100%、日常生活を送っている私にとっては、それが100%であるように錯覚していました。それゆえに、これまでの、Google Earthの提供する機能で、私には十分に感じていたのです。しかし、Google Earthが、真にEarthに関する地形や地図のデータ・ベースとなるためには、海洋部分のデータも必要なのは自明のこと。それを、ずばりと指摘したSylvia Alice Earleは、さすが、海洋科学者です。
その指摘を受けて以来、3年をかけて、海洋部分の地形データを集め、そして、それらのデータが掲載されたものが、今回新しくリリースされた、Google Earth 5にあたります。海洋部分のデータは、様々な団体から提供を受けたとのことで、日本からは、財団法人日本水路協会という団体が、協力をしているようです。
海底を眺められるようになり、過去にもさかのぼれるようになり、火星の様子も見られるようになったGoogle Earthは、今後、いったい、どのような発展をしていくのでしょうか。ますますこれからが楽しみになりました。
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