らいぜふぇあずぃっひゃるんぐ

image00780.jpg
▲ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AG▲
▲wikipedia.orgより▲

もう、1年以上前の話になってしまいますが、昨年の2月、ドイツに来て以来、初めて日本に一時帰国していた私は、実家に立ち寄った際、それ以前に食べた牡蠣が原因で、急性胃腸炎になり、病院通いをする羽目になるということがありました。3日間ぐらい病院に通い、胃カメラを飲まされ、注射と点滴を打たれるという、私にとっては、近年、経験したことのないような病気にかかります。今思い出しても、辛かった出来事です。

さて、その際、病院側から、診察代、治療代、薬代を合わせ、全部で58000円ほどを請求されました。ご存じのように、日本の健康保険に加入していたら、本人負担は、その何割かになるところです。しかし、私はドイツで生活をしているので、日本の健康保険には加入していません。したがって、その全額が本人負担となったのでした。その当時は、1Euro=160円超と、現在と違い、かなりのユーロ高ではあったものの、58000円でしたから、「高い、牡蠣代になったなぁ。」と思ったものです。

ただ、その数日後に、思い出したことが。それは、私が所持している、Dresdner Bankの発行する、クレジットカードには、旅行保険が付帯しているということです。

しかしながら、そのようなものの、世話になることはないだろうと、クレジットカードが送られてきた際、一緒に送られてきた保険の約款には目も通さず、机の中にしまった私には、その保険がどのような内容の契約なのかすら、日本では思い出すことも出来ません。

ドイツへ帰国後、その約款を探し出し、読んでみると、私のケースでも、保険が適用されそうなことが分かります。「クレジットカード付帯の保険なので、クレジットカードで支払わなければ、保険が適用されないかも。」とか、「病院に行く前に、保険会社に知らせなければならなかったかも。」などと思っていただけに、やや安心です。しかし、それでも、約款の100%を理解したわけではなかったので、適用除外の条件に当てはまっているかもしれないと、完全には安心しきれません。それで、保険会社にコンタクトをとってみることに。

その保険会社は、ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGという、München(ミュンヘン)にある(本拠地はスイス)保険会社です。調べてみると、割と大きな保険会社でした。同じくMünchenに居を構える、世界でも最大手の保険会社、Allianz SEの関係企業みたいです。クレジットカードを発行する、Dresdner Bankが、当時は、Allianz SEの傘下だったことから、この組み合わせになっていたものだと思われます。

保険会社には電話をしたのですが、対応してくれた人は、とても丁寧な印象でした。状況を説明すると、それが保険の対象になりそうであることと、必要な書類や手順について詳しく教えてくれます。

その後は、その人の指示に従い、ドイツで揃えるべき書類(日本への航空券のコピー、日本への出入国が確認できる書類など)、日本から取り寄せるべき書類(医者の診断書、医者の請求金額の明細書など)を、かき集める作業を行います。そのほとんど全てを集め終わったのが、昨年の3月頃だったでしょうか。あとは、私が指定された保険の申請用紙を書いて、それらと一緒に送れば、良いというだけの段階になりました。

しかし、面倒な書類集めが終わってホッとしてしまったのが悪いのでしょう、申請用紙を書くのが面倒になってしまいます。というのも、当時の状況について、発生の段階から、終わりを迎えるまで、ドイツ語にて、詳細に記すことが申請用紙で求められていたからです。

ドイツ語が苦手な私は、何かと理由をつけて、それを後回しにしてしまいます。後回しにする理由はいくらでも出来るものです。申請用紙の作成は、どんどんと後回しにされていきます。そして、ついに、その日本への一時帰国から、1年が過ぎようとする日がやってきました。それが、先週の話です。

それまで、なんやかんやと理由をつけていた私も、それではいけないと、さすがに思います。それで、重い腰をあげ、申請用紙の作成に取りかかったのです。

いったい、申請用紙の作成のために、どれほど時間がかかるのだろうと、当初思ってはいたものの、実際、申請用紙の作成を始めると、それほど面倒なものではないことが分かります。終わってみたら、1時間もかかっていなかったです。

次の日、その申請用紙と、必要な書類を全てまとめて、ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGへと書留で送りました。それが、2月24日のことです。

それからしばらくして、2月28日に、ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGから、1通の郵便が送られてきます。封書だったのですが、中身は1枚だけ用紙が入っていそうな薄さです。「受け付けました。」、という知らせかなとも思いましたが、その時私はちらりと、「1年ほど前のことに対する申請なので、もしかして、受け付けられなかったのかも。」と、悪い結果も考えてしまいました。

早速封書を開け、中身を確認してみることに。しかし、最悪の場合を想定してしまった私の心配をよそに、封書に入っていたのは、良い内容の知らせでした。「保険の申請が認められました。全額保険の適用となります。したがって、支払われた金額を、近日中に、指定された口座へと振り込みます。」といった内容だったのです。

そして、その知らせ通り、昨日、指定した銀行の口座に、その額が振り込まれているのが確認できました。申請から、ちょうど1週間目のこと。何とも素早い対応です。

クレジットカード付帯の保険ですから、それほど大したものではないだろうと思っていたのですが、そのようなことはありません。ごくごく普通の、いや、本人負担が一切ないことを考えると、割と良い部類の保険ではないかと思います。

私の持っているクレジットカードの年会費は、80Euroです。しかし、今回利用した、疾病保険以外にも、ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGが提供する、クレジットカードには、様々な旅行保険がつけられています。ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGのウェブ・サイトで、その商品案内を見てみると、クレジットカード付帯の保険内容と、同程度の商品について契約しようとすれば、クレジットカードの年会費と少なくとも同額はかかりそうです。それを考えると、クレジットカードの年会費80Euroも、決して高額ではないでしょう。

クレジットカード発行会社である、Dresdner Bankは、私のメイン・バンクでもあるのですが、業績がかなり悪いらしく、Allianz SEの直接的な傘下からは、切り離されました。それで、大した財産はないものの、少し心配になった私は、メイン・バンクを切り替えようと思いましたが、Dresdner Bankは、今のところ、潰れそうなわけではないようです。ということで、しばらくは、クレジットカードのこともあるし、様子を見てみようと思っています。もし、Dresdner Bankを離れることがあっても、ELVIA Reiseversicherungs-Gesellschaft AGと、直接契約を結べば良いだけの話なので、その辺はフレキシブルに。

それにしても、やはり、保険というのは、かけておくものですね。何もない期間の方が、普通は長いので、掛け金が損をしているように思いますが、何かあったときは、安心できますから。

Similar Posts:

Comments are closed.