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▲Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland▲

先週末の話になりますが、予告していた通り、Bonn(ボン)へと行ってきました。目的は、Bonnにて行われていた、展覧会を見に行くことです。

今回の旅行は、土曜日の19時頃にMünchen(ミュンヘン)を出発、月曜日の0時頃、再びMünchenに戻ってくるというものでした。Köln(ケルン)にて、1泊はしましたが、そのKölnには、日曜日の0時頃到着です。そして、その日曜日の18時頃にBonnを出発する、Münchenへ戻るための電車のチケット(指定席)を取っていました。ということで、実質、KölnやBonnで自由に使える時間は、18時間。しかも、その時間には睡眠の時間が含まれているため、実際に利用できる時間はもっと短いという、結構な強行軍の旅になってしまいました。

今回私たちが、Bonnへと見に行った展覧会とは、こちらのエントリーを始め、このブログで何度か紹介したことがありますが、妻や私の友人である、画家のTakayanagi Mamiko(高柳麻美子)さんの作品が出品されていた、「19. Bundeswettbewerb des Bundesministerium für Bildung und Forschung »Kunststudentinnen und Kunststudenten stellen aus 2009«」(2009年2月13日〜2009年3月15日)というものです。

この展覧会の会場は、Bonnにある、Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland(ドイツ連邦共和国美術展示館)という、国立の展示ホールでした。このように、展覧会の開催場所が、美術館ではなく、展示ホールでの開催ということで、今回は、展覧会会場を撮影した画像はありません。Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschlandの展示会場全体が、写真撮影禁止になっていますから。展覧会の雰囲気などが、お伝えできなくて、残念です。

この展覧会関係するものとして、唯一私が撮った写真が、上掲のもの。Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschlandの建物の外壁と、その外壁に取り付けられている、電光掲示板の様子です。

さて、「せっかくBonnへと出かけるのだから、ゆっくり展覧会の鑑賞を。出来たら、館内の他の展示や、隣にある、Kunstmuseum Bonn(ボン美術館)もついでに見学を。さらに可能なら、Deutsches Museum Bonn(ボン・ドイツ博物館)にも、足を伸ばしてみよう。」などと、出かける当初は思っていた私(妻はどうか分かりません)でした。それら展覧会や美術館、博物館の情報を、出発前、念入りに調べましたし。いくらICE(ドイツの新幹線)を利用するといえども、わざわざMünchenから、片道5時間ほどの時間をかけて旅を行うわけですから、滞在時間が短いとはいえ、それぐらい、欲張っても罰は当たらないでしょう。

しかし、結論から言えば、その目論見は、いずれも完遂されることはありませんでした。というのも、今回の旅行の宿泊先だったKölnにて、夜中に私が体調を崩し、それが原因となって、朝の始動が遅れてします。滞在時間が限られていたため、朝早くから行動しようと、本来は6時に起床し、行動する予定が、結局の所、8時30分起床になってしまいました。ということで、出だしからいきなり、2時間30分ほど時間をロスしてしまいます。

始動が遅れてしまったものの、Kölnでも行きたいところがあり、まずはそこへ。その後、Bonnへ移動し、Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschlandに到着したのが、11時45分頃です。18時過ぎの電車の指定席を予約していたので、この時点で行動出来る残された時間は、6時間ほど。Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschlandで、「19. Bundeswettbewerb des Bundesministerium für Bildung und Forschung »Kunststudentinnen und Kunststudenten stellen aus 2009«」だけを見るなら、残された時間は十分です。

しかしながら、妻が、Bonn近郊で、どうしても見たい博物館(と、そこで行われている特別展覧会)があるといいます。したがって、そこに行ってから、Bonnに帰ってくる時間を計算すると、「19. Bundeswettbewerb des Bundesministerium für Bildung und Forschung »Kunststudentinnen und Kunststudenten stellen aus 2009«」を見るために、私たちに残された時間は、わずか1時間と15分ばかりという、とても限られたものとなってしまいました。「ゆっくりと展覧会を見学。」などと言っている場合ではありません。ということで、上述していたような計画は、全て諦めることにしました。

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▲Mamiko Takayanagi, Azalea (2008)▲
▲Oil on canvas, 60cm x 60cm▲

私たちに与えられた、その限られた時間の内で、48人という出品者が、それぞれ数点ずつ出品している作品を全部見ていくと、単純に1分程度で1作品の計算となります。しかし、そのような感じで作品を見ていくことなどは、私には出来ません。ということで、必然的に、見ることの出来る作品は限られる訳です。今回、私は、最初に展覧会会場をぐるっと1周し、そこで目にとまった作品数点と、Takayanagi Mamikoさんの出品作品を、2周目にじっくり見るという方法をとりました。

以前のエントリーにおいて、今回の展覧会において、賞や奨学金を得た人たちの分野が、映像や立体造形の分野に偏っている(6名の受賞者中、絵画分野は1名)ということを、感想として記してします。最初に、展覧会会場を、ぐるっと1周見て回った感じでは、展覧会に出品されていた作品の分野も、実際、同程度の割合だったのではないでしょうか。絵画は他分野にかなり押され気味、といった感じをやはり受けました。

この「19. Bundeswettbewerb des Bundesministerium für Bildung und Forschung »Kunststudentinnen und Kunststudenten stellen aus 2009«」を見に行く前に、私が、若干心配に思っていたことがあります。それは、学生の作品ばかりが、出品されている展覧会だということです。

良いか悪いか、常識か非常識か、素人の私には分かりませんが、美術作品を鑑賞する際、スポーツではないものの、美術にも、心技体(心=思考力や意識や戦略、技=技術、体=オリジナリティ)を私は求めています。

しかし、大学などで行われている、出品者が学生ばかりの展覧会を見に行くと、この3つともがそろっている作品に、出会えることはほとんどありません。目を惹くもので2つまで。1つあればまだマシで、1つもないものをたくさん見かけます。「なんでこの人たち、美術をやりたいと思ったのだろう。なんで、美術を続けてるのだろう。」、という印象を持つことはざらです。そして、そういう展覧会を見に行ってしまったことを、後悔します。

しかしながら、この展覧会では、そう思うことは、あまりなく、割と安心して展示を見て回ることが出来ました。ドイツにある、24の芸術系大学から、各校2名しか出品できないという条件で行われているため、出品されている作品は、学生だけの展覧会とは思えないような、質の高いものだったように思います。

少なくとも、いずれの作品も、心技体の各項目は持っているように思いました。ただ、それらのレベルがまちまちだったり、低かったりするだけの話です。今後、それらの磨き方によっては、プロとして、食べていくことの出来る素養は、十分にある作品たちばかりでした。

学生の作品に多く見られる、作品を見る側に、その作品の持つ意味を好きなように受け取ってもらおうと、ゆだねてしまう作品がなかったのも、良かったと思います。

学生の展覧会に行くと、「この作品の意味は、自分たちで見つけて下さい。」と言わんばかりの作品に出会うことが、多いのです。しかしながら、私はそのような作品は苦手としています。見ていて、楽しくもなく、不快でもない。そのようなものが、美術作品なのかと思ってしまうのです。美術作品でありたいなら、少なくとも、世間に作用しようとする何かを明確に、持っていて欲しいと思います。それ故に、受取り手の見方によって、様々な意味に捉えることの出来るような作品は、私にとっては、空虚なだけに思えるのです。

この展覧会、2時間でも3時間でも滞在して、じっくり眺めてみたいと思うようなものでした。しかし、先ほども述べたように、時間がなくて、出品作の、一部分しか眺められなかったことが残念です。

私は普段、あまりよく分からないからという理由から、映像作品中心の展覧会を見に行くことは、あまりありません。しかしながら、今回のような機会に、じっくり映像作品と向き合ってみると、何か分かることもあったかもと思います。

»Kunststudentinnen und Kunststudenten stellen aus 2009«
19. Bundeswettbewerb des Bundesministerium für Bildung und Forschung
Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland
Address Friedrich-Ebert-Allee 4
53113 Bonn
Phone +49-228-9171-0
Fax +49-228-234154
URI http://www.bundeskunsthalle.de/
E-Mail info@kah-bonn.de
Museum Hours Tuesday – Wednesday : 10:00 a.m. – 9:00 p.m.
Thursday – Saturday : 10:00 a.m. – 7:00 p.m.
Museum Admission Regular : €4
Reduced : €2.5


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