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▲高畠華宵大正ロマン館▲
▲Google マップより▲
愛媛県東温市にある、高畠華宵大正ロマン館から、メール・マガジンの最新号が届いています(10日ほど前に)。今回届いたメール・マガジンの最新号は、第42号です。
このエントリーを始め、何度かこのブログで、話題として触れたことがありますが、現在、高畠華宵大正ロマン館は、一時休館中となっています。なんでも、近隣の工業団地化のために、造成工事が始まり、来館者の安全の確保が難しい状態だそうです。
しかし、休館といっても、休んでいるのは、美術館に展示を見に来る人を受け入れることだけであり、美術館で働く学芸員の方は、たくさんのお仕事があるし、美術館として、活動も行われているとのこと。
例えば、美術館に、来館者を迎えることが出来ない代わりとして、逆に、積極的に美術館外での活動を増やされているようです。今回のメール・マガジンでも、そのことについて、紹介されています。
そのひとつとして、松山市にある、松山駅構内のキオスク(キヨスク)とコラボレート(!?)して、キオスク内で、高畠華宵大正ロマン館のミュージアム・グッズの販売を開始していることが、紹介されていました。
New York(ニューヨーク)にあるThe Museum of Modern Art, New York(MoMA/ニューヨーク近代美術館)や、München(ミュンヘン)にあるDeutsches Museum(ドイツ博物館)などといった、大規模な美術館や博物館が、本館を離れ、市街地にミュージアム・ショップを独立して経営しているケースは、よく知られていると思います。
しかし、ミュージアム・グッズを、公共交通機関の駅にある売店で購入できるというケースについては、私は知りません。こういうのは、おもしろいと思いました。規模の小さな美術館や博物館では、ミュージアム・ショップを、館外に独立して設けるというのは難しいと思います。しかし、このように、間借りする形でなら、割と敷居は低いのではないでしょうか。人の出入りも多そうですし、宣伝効果も、結構ありそうな気がします。
現在、高畠華宵大正ロマン館が、館外で行っている活動のもうひとつは、同じく松山市にある、松山三越で行われている(2009年4月23日~2009年6月23日)ようです。
7Fにある松山市市民サービスサロンに高畠華宵大正ロマン館を紹介するパネルを展示いたします。これまでの展覧会ポスターもたくさん展示しますので、見応えは十分!
私はてっきり、松山三越にて、高畠華宵に関する展示を行っているのかと、読み間違えてしまいました。よく読んでみると、華宵に関する展示ではなく、「高畠華宵大正ロマン館を紹介する」展示ですね。
美術館そのものが紹介されるという、こういう展示も、なかなか珍しいのでは。美術館や博物館の建築に関する展覧会は見たことがあります。しかし、美術館が行ってきた活動などを展示しているものを、見たことがあるかといわれれば、記憶がはっきりしません。恐らく、見たことないでしょう。
こういった展示では、美術館というものが、どういった活動をしているかということを、知ってもらう上で、よい機会ではないかと思います。個々の展覧会の内容などもさることながら、それらを全て包括した上で、もっと大きな視点で、美術館の活動や目的などを、広く多くの人に知ってもらえる機会に出来そうです。
さて、高畠華宵大正ロマン館メール・マガジンで、私が最も楽しみにしているコーナーといえば、いつも、メール・マガジンの最後に記載されている、学芸員さんのコラム、「じゅげむじゅげむ」でしょう。
今回、その「じゅげむじゅげむ」を読んでいたら、次のような記述がありました。
2010年には香川で「瀬戸内国際芸術祭」が開催されるようです。どんな芸術祭になるのか今から楽しみです。
これは初耳です。ということで、「瀬戸内国際芸術祭」を、Googleにて、検索してみると、そのウェブ・サイトがありました。確かに、2010年7月19日〜2010年10月31日にかけて、香川県で、瀬戸内国際芸術祭なるものが、開催されるようです。
瀬戸内で行われる芸術祭といえば、かつて、岡山県の牛窓町(現・瀬戸内市)にて行われていた、「牛窓国際芸術祭」(1985年〜1992年)が真っ先に頭に浮かびます。
私は残念ながら、1度しか、牛窓国際芸術祭を訪れたことがありませんが、瀬戸内の田舎(オーリーブ畑など)に、世界でも有数のアーティストの作品が展示されていた様子は、とても印象的で、今でもよく覚えていますね。
この牛窓国際芸術祭、規模でいうならば、今現在、日本で行われているような、ビエンナーレ、トリエンナーレ形式のものとは、比べようがありません。しかし、熱気という面では、今のいずれのものよりも、強いものが感じられたと思います。
協賛や助成といったものもなく、自治体のこれといった支援もなかったにも関わらず、とあるひとりの篤志家の方による資金面での支援と、熱意ある方のボランティアのような働きぶりで、運営されていましたから。時代を考えると、ものすごいことが行われていたなと思います。
そういった、牛窓国際芸術祭という、良い前例が瀬戸内にはありますから、中途半端な気持ちで瀬戸内国際芸術祭が開催されたなら、それこそ笑いものになるでしょう。
ということで、瀬戸内国際芸術祭の開催者も、かなり気合いを入れてくることが予想されます。そういう面では、なかなか開催が楽しみな企画ですね。一過性のイベントとして終わるか、それとも、地域に根ざした、諸外国にあるような芸術祭に育っていくのか、お手並み拝見と行きたいところです。
とはいっても私、その期間に、日本にいる確率はかなり低いので、情報は、全てインターネット上から、拾ってくることになると思われますが。
最後は、メール・マガジンの内容から、話が大きく脱線してしまいましたが、今回も、なかなか読み応えのある内容の、高畠華宵大正ロマン館メール・マガジンでした。次号は、もう今週中には届きます。
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