さんとりーみゅーじあむてんぽうざん

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▲サントリーミュージアム[天保山]▲
▲suntory.co.jpより▲

今年、2009年11月に、節目となる開館15周年を迎える、サントリーミュージアム[天保山]ですが、大変残念な事ながら、来年、2010年12月末を持って、休館となるとのお知らせが出ています。

サントリーミュージアム[天保山]の経営母体である、サントリーホールディングスによると、

サントリーの美術分野における活動は、新たに設立した「公益財団法人サントリー芸術財団」内の「サントリー美術館」に集約してまいります。

ミュージアムについて」より

とのこと。ということで、サントリーミュージアム[天保山]の活動は、東京都港区にある、「公益財団法人サントリー芸術財団」という、新しい財団内の、サントリー美術館に引き継がれ、そこに一元化されるようです。

で、その「公益財団法人サントリー芸術財団」とは何かと言えば、「音楽・美術を柱とした芸術分野の社会貢献活動を行う」ための財団のことで、サントリーホールディングスが、今年で創業110周年となるのを記念して、2009年9月1日、新たに設立されるとのことでした。(参照「『公益財団法人 サントリー芸術財団』設立― 創業110周年を記念して、音楽・美術を柱とした芸術分野の社会貢献活動を展開 ―」)。

サントリーミュージアム[天保山]が開館したのは、1994年11月3日のこと。サントリーホールディングスの、創業90周年を記念する事業の一環として、大阪市港区にある、天保山ハーバービレッジ内に、約80億円を投じて、安藤忠雄氏による設計で、建築されました。バブルが崩壊した時期の話だっただけに、豪勢な話だなと思った記憶があります。

それから、わずか15年あまりで、サントリーミュージアム[天保山]は、休館となってしまうことに。時の流れを感じます。

恐らく、今回の休館は、噂されている、サントリーホールディングスとキリンホールディングスの経営統合に、関係があるのでしょう。

サントリーホールディングスは、あれだけの規模の会社にも関わらず、非上場の同族経営ですから、長い目で見て、商品を開発したり、文化を支援したりするのに、適した環境であったと思われます。

しかしながら、経営統合が実現すれば、恐らくそれは、上場企業になるはずです。その場合、このように、利益を期待できない文化事業は、真っ先に株主によって問題視されるはずですから、これまでのような規模で、文化支援することは難しく、規模を縮小する必要があったのではないでしょうか。

ということで、サントリーミュージアム[天保山]、休館するといっていますが、実質的には「閉館」であると思われます。

サントリーミュージアム[天保山]は、近現代美術を収集、展示していたので、近現代美術が好きな私は、年に数回ある、展示替えの度に訪れていました。そして、そのたびに、「天保山」を訪れ、登ったものです。

そのように、それなりに思い出のある美術館が、無くなるというのは、寂しいですね。休館までに、日本を訪れる機会があるならば、ぜひ訪問したいと思います。

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