だいよんじゅうごかいしゅうぎいんぎいんそうせんきょけっか

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▲「衆議院選挙2009 – Yahoo!みんなの政治」より▲

今日、2009年8月30日の日本は、「第45回衆議院議員総選挙」の投票日でした。私の住むドイツでは、まだギリギリ2009年8月30日なのですが、日本はもう、選挙日翌日の2009年8月31日に、日付が変わっており、インターネットで情報を見る限りでは、選挙の結果も、ほぼ確定したようです。

その選挙結果ですが、選挙前の予想通り、民主党の圧勝でした。いや、民主党にとっては良い意味で、予想外の結果になったといえるでしょう。なにせ、全部で480ある議席のうち、308議席までをも、民主党1党で占める結果となりましたから。

また、これにより、これまで、1955年の結党以来、政権の座から落ち、野党になることはあっても、衆議院議員第1党の座は、譲ったことのなかった自由民主党が、大幅に議席を減らし(119議席)、衆議院第2党となることに。

さて、このような選挙結果となった、第45回衆議院議員総選挙ですが、この後は、日本国憲法(第54条1項)によって定められているように、今日の衆議院議員総選挙後、30日以内に特別会(特別国会とも)が招集され、衆参の両院で、内閣総理大臣指名選挙が行われます。

その結果としては、恐らく、新しく民主党政権が誕生することでしょう。民主党政権が誕生すれば、第40回衆議院議員総選挙(1993年7月18日)の結果を受け発足した、細川内閣(細川護煕内閣総理大臣)以来の、非自民政権誕生ということになります。

「民主党が政権を握ると、このように国がつくられていくんやなぁ。」などと、民主党のマニフェストを、改めて読み返してみました。政権は握ったことがないだけに、政権担当能力は未知数な民主党ですが、さて、いったい、どのようなお手並みを、私たち国民に見せてくれることでしょうか。

私は常日頃から、「ただより高いものはない。」、そう思っています。したがって私は、今回、民主党が掲げたマニフェストのなかでも、「高校の実質無償化」や「高速道路の無料化」などといった政策に注目しているのです。

私自身は、高校は義務教育ではないのですから、有償で良いと思っています。経済的に恵まれないがために、高校へ進学できない優秀な人材がいるならば、そういった人たちを手厚く保護する、奨学金を創設すれば良いと。そういう人たちに、試験を課して、それに通れば、高校に通えるだけの奨学金を、得られるようにすれば良いのだと思います。

民主党のマニフェストの中に、大学で受けられる奨学金の大幅な拡充を掲げていますが、それを高校まで適用すれば良いのではないでしょうか。何も、義務教育終了後、学ぶ意欲もないものに、「タダ」だからといって、高校に進学する選択肢を、与えなくても良いのではと、私は思います。

しかし、民主党はそう考えてはいなさそうです。ということで、このような政策の元で、高校のあり方が、どう変わってくるのかに、私は興味があります。

それから、高速道路の無料化。これも、どのような手法で可能になるのか、それを私は楽しみにしています。

例えば、私の住むドイツには、Autobahn(アウトバーン)と呼ばれる高速道路があります。かつては、車種の区別なく、そこを通行するのは無料でした。しかし、近年、環境対策や設備維持に、莫大な費用がかかることもあって、有料化の動きが出始めているのです。現在では、大型トラック(12トン以上)から、通行料を徴収(2005年1月以降)しています。

このような、ドイツの取り組みとは、今後、逆のことが行われていく予定の、民主党政権下の日本。果たして民主党のマニフェスト通り、高速道路が無料化されるのかどうかに注目しています。

日本とドイツ、国土の面積は、若干日本の方が広いものの、ほぼ同じと言って良いでしょう。しかしながら、国土の面積の70%程度を、山林が占める日本と異なり、ドイツは南部をのぞき、ほぼ平野からなります。

したがって、同じ高速道路を造るにしても、日本とドイツでは、その労力、そして建設費が随分と違うはずなのです。どこまでも続く平野に、ただ道をひけば良いだけ(実際には苦労もあるでしょうが)のドイツと異なり、日本の場合は、山を切り開いたり、山をくぐるトンネルや、谷を渡る橋の建設などが必要で、かなりの費用がかかっているはずなのです。

しかしながら、無料化できるというのであれば、いったいどのようにして可能なのか。建設にかかる費用は、どこから持ってくるのか。「増税」などという、政治に素人である私でも、考えられるような方法を、プロの政治家集団である民主党は、決して取らないはず。増税して収入を増やし、それで様々な政策を行うというのであれば、誰でも公約できることですから。これが、可能なら、様々な面に、利用が出来ると思いますし、画期的な政策となるでしょう。

と、民主党マニフェストの、このような点に、私は注目しています。「ただより高いものはない。」というふうに、ならないことを願って。

ちなみに、もう既にお分かりかと思いますが、今回の第45回衆議院議員総選挙において、私は民主党に、投票しませんでした。

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