ぶんですう゛ぁーるにせんきゅう

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▲Bundestagswahlergebniss▲
▲faz.netより▲

昨日、2009年9月27日は、ドイツの国会における下院にあたる、Deutscher Bundestag(ドイツ連邦議会)の総選挙、Bundestagswahl 2009(ドイツ連邦議会選挙2009)が行われた日でした。即日開票され、日付が変わって少し経った現在は、ほぼ、結果も出そろった感じです。

私は、Bundestagswahl 2009の結果速報を、ドイツでは数少ない全国紙である、Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)のウェブ・サイトに設けられた、特設ページで追っていたのですが、そこに掲載されている、グラフで表された今現在の速報値が、上掲の画像です。

結果としては、現在のDeutscher Bundestagで、連立与党をなしているひとつの党である、Sozialdemokratische Partei Deutschlands(SPD/ドイツ社会民主党)が大幅に議席を減らし、その分を、Freie Demokratische Partei(FDP/自由民主党)、Die Linke(左翼党)、Bündnis 90/Die Grünen(90年同盟/緑の党)が分け合ったという感じでしょうか。

この結果を受け、現在、Deutscher Bundestagで与党をなしている、Christlich-Demokratische Union Deutschlands(CDU/ドイツキリスト教民主同盟)/Christlich-Soziale Union in Bayern e.V.(CSU/バイエルン・キリスト教社会同盟)とSPDによるGroße Koalition(大連立)は解散し、CDU/CSUとFDPによる、中道右派の連立政権が、誕生するものと予測されているようです。

Deutscher Bundestagは選挙制度として、Personalisierte Verhältniswahlというものを採用しています。日本語で言うところの、小選挙区比例代表併用制です。日本の国会の下院にあたる、衆議院の選挙で採用されている、小選挙区比例代表並立制と、似ていて紛らわしいのですが、同じ小選挙区と名前がついていても、ドイツの場合は併用性であり、どちらかと言えば、比例代表に重きが置かれています。したがって、小選挙区に重きが置かれている、衆議院議員の選挙とは異なり、劇的な変化が起こりにくいものなのです。

が、しかしながら、今回の選挙でSPDは、議席を大幅に減らしています。前回の選挙に比べ、実に75もの議席を減らすことになりそうです。Personalisierte Verhältniswahlを採用している、Deutscher Bundestagの選挙結果においては、これは、珍しいほどの、劇的な変化と言えるでしょう。大惨敗と言って良いのではないでしょうか。これにより、ドイツ国民のSPD離れが、浮き彫りになりました。

それとは対照的に、中道右派のFDPが議席を大きく伸ばしたようです。今回の選挙では、32議席増やすであろうと、速報値が示しています。

さて、先ほども述べたように、今回の選挙の結果を受け、ドイツでは、CDU/CSUとFDPによる、中道右派の連立政権が誕生すると予測されているのですが、少し前の、日本で行われた、第45回衆議院議員総選挙の結果と比較すると、同じような時期に行われた選挙なのに、違う結果が出ていて、とても興味深く感じました。

ドイツでは、このように、国民は右よりの政権を選択したわけですが、ご存じのように、第45回衆議院議員総選挙では、自由民主党が歴史的大敗をし、民主党が第1党に躍り出るという結果になっています。つまり、日本国民は左よりの政権を選択したわけです。

ヨーロッパに属する、他の国の政権を見ていても、現在は右よりの政権がほとんどなので、ドイツもその流れに沿っているのですが、同じような文明国でも、ヨーロッパと日本では、未曾有の不況下における政治的態度が、全く違うということは、とても興味深いと思いました。

ドイツと日本、同じ時期の行われた、国政選挙で、全く違う結果を出しましたが、その結果が、両国の将来に、どのような影響を及ぼすのでしょうか。アメリカ合衆国は、先の選挙で、改革を掲げ、華々しく政権を握った左派政党が、当初の勢いはどこへやら、改革はいったいどうなるの、という状態になっています。アメリカと同じく改革を望んだ日本と、冬の時代をじっと耐えることを選択した(おおげさか)ドイツ、どちらが先に、この不況を脱出できるのか、日本国籍をもち、ドイツに住むものとして、その結果を見届けたいです。

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