はんぶるくはうぷとばーんほふ

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▲Bahnsteighalle des Hamburger Hauptbahnhofs▲

Autobahn(アウトバーン)といわれる、高速道路網が発達したドイツでは、その利用料金が、今のところ無料(一部有料の車種も)であるがために、そしてまた、自動車産業が、国の基幹産業であるが故に、自動車を利用して旅行に出かける人が多いです。

しかしながら、自動車の運転免許証を持っていない私は、当然ながら自動車を所持していません。ということで、旅行に出かけるときは、必然的に、公共交通機関を利用することになります。ドイツでは、その公共交通機関には、飛行機や電車、船やバスなどの選択肢がありますが、かなりの確率で私は、電車を利用する方が多いです。電車とホテルとセットになった安いチケットが、ドイツでは手に入れやすいですし。

ということで、私が旅に出た場合、目的地において最初に到着し、目にする景色は、その都市の大きな鉄道駅ということになります。今回の、ドイツ北部にある都市、Freie und Hansestadt Hamburg(自由ハンザ都市ハンブルク)への旅行でも、私が最初に到着し、目にしたのは、写真のHamburg Hauptbahnhof(ハンブルク中央駅)の様子でした。

このHamburg Hauptbahnhof、1日あたりの平均昇降客数が450,000人と、ドイツで最もその数が多い鉄道駅として、知られているようです。

とはいえ、駅そのものは大きくはなく、むしろ、ドイツの大きな都市にある中央駅としては、小さな部類に入るのではないでしょうか。写真に見えるホールに、12本のホームと、地下にU-Bahn(地下鉄/Uバーン)のホームが、6本しかありません。

例えば、私の住んでいるMünchen(ミュンヘン)にある、München Hauptbahnhof(ミュンヘン中央駅)は、1日あたりの平均昇降客数こそ、350,000人と言われ、Hamburg Hauptbahnhofよりも少ないですが、駅の大きさは、Hamburg Hauptbahnhofの倍ぐらいありそうです。実際、München Hauptbahnhofには、ホールに32本のホーム、地下に2本のS-Bahn(都市近距離列車/Sバーン)のホームと、6本のU-Bahnのホームがありますし。

さて、そのHamburg Hauptbahnhofですが、建築が計画されたのは、1900年だとのこと。ドイツの主要都市にある中央駅は、1800年代に建築されていることが多いので、「何で、Hamburgは、そんなにも鉄道駅の建設が遅いのだろう。」と思い調べてみると、当時、Hamburgにも、ドイツの他都市同様、既に鉄道駅はあったらしいです。

しかし、当時のHamburgの鉄道駅は、市内の中心地の4カ所、つまり、Berliner Bahnhof、Lübecker Bahnhof、Bahnhof Klosterthor、Hannöversche Bahnhofの4つの駅に分かれて存在していたとのこと。この4つの駅は、目的地の方向別に分かれていたようなのですが、それぞれ200m〜600m離れていたので、使い勝手が悪かったようです。それで、それら4つの駅を、1つにまとめようという話が持ち上がります。それが1900年とのことでした。ということで、Hamburgに鉄道駅が出来たのが、他のドイツの主要都市と比べて、遅いわけではなく、あくまでも、中央駅の建設計画が、他の都市よりも遅いだけの話でしたね。

そのHamburg Haubtbahnhofの建築に当たっては、まず設計コンペが行われ、その結果、Heinrich Reinhardt(ハインリヒ・ラインハルト/1868-1947)とGeorg Süßenguth(ゲオルグ・ズューセングース/1862-1947)という、2人の建築家による案が、採用されることになったようです。しかし、コンペを勝ち抜いた、この2人の案に対する、Deutsches Kaiserreich(ドイツ帝国)のWilhelm II.(ヴィルヘルム2世)による評価は、思わしいものではなかったために、修正を余儀なくされたようですが。

それで、その修正案を元に、完成したのが、Hamburg Hauptbahnhofでした。1906年12月6日のことです。長さ150m、幅114m(ホール自体は73m)、高さ37mの空間を持った駅になりました。鉄骨とガラスのみで作られた、大きな柱もない、Hamburg Hauptbahnhofのホールの屋根は、Ernst Moeller(エルンスト・メラー/1858-1929)による構造計算で、実現されたとのことです。

その後、第2次世界大戦にて、大きな損傷を受けたHamburg Hauptbahnhofは、取り壊し→新しく建築、という流れも考えられたのですが、結局はこれまでのものをそのまま残し、修復して使うということになったようですね。ただ、完全な修復までには時間がっかったようで、1970年代までかかって、ようやく現在の姿にまで戻されました。

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▲Wandelhalle des Hamburger Hauptbahnhofs▲

この、Hamburg Hauptbahnhof、私はこれまでも、何度か利用したことがあるのですが、駅自体をウロウロしたのは、今回が初めての体験でした。

そして、Hamburg Hauptbahnhofをウロウロしてみて分かったのは、駅自体はそれほど大きくはないけれど、駅に付随する部分は、ずいぶんと大きいなという印象です。写真は、それを感じた、Hamburg Hauptbahnhof内にある、Wandelhalleというショッピングモールの様子です。

このWandelhalle、1991年6月1日にオープンしたようなのですが、様々なお店やレストランが、7600㎡の空間に建ち並びます。月曜日から日曜日まで、つまり毎日ですが、6時〜23時までオープンしているとのこと。

ドイツのお店は、日曜日に閉まっているため、日曜日にちょっとしたものを買いたければ、ガソリンスタンドに出かけたり、空港や中央駅に出かけることが多いのですが、私の地元のMünchen Hauptbahnhofは、駅こそHamburg Hauptbahnhofより大きいものの、ショッピングモールに関しては、完全にHamburg HauptbahnhofのWandelhalleのほうが、使い勝手が良さそうでした。

なお、このHamburg Hauptbahnhof、元々は墓地のあった場所に建てられているとのこと。ドイツの墓地は、日本の墓地と異なり、暗いイメージはあまりないので、薄気味悪いという気はもちろんしませんが。

このHamburg Hauptbahnhofの話題を皮切りに、今日からしばらく、Hamburg旅行の話題が続きます。お付き合いいただければ、幸いです。


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▲Hamburg Hauptbahnhof▲
▲Google マップより▲

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